2010年06月15日

木村伊兵衛写真賞受賞写真家 高木こずえ 母校写大ギャラリーにて展覧会開催中

学校法人東京工芸大学   http://www.t-kougei.ac.jp/
今年、第35回木村伊兵衛写真賞を受賞した、本学卒業生である新進気鋭の写真家 高木こずえの作品『MID』と『GROUND』を同時に展示する写真展を、母校である東京工芸大学写大ギャラリーにて開催しています。
また、6月26日(土)には、同じく本学卒業生である人気写真家 小林紀晴とのトーク・イベントを開催します。
 
本展は、高木こずえの作品『MID』と『GROUND』を同時に展示している写真展です。
2007年に東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業した高木こずえは、大学在学中から「キヤノ
ン写真新世紀」グランプリ受賞や、「EPSON カラーイメージングコンテスト」準グランプリ受賞(共
に2006年度)という、華やかな経歴で期待を集めてきました。昨年には、新人美術家の登竜門といわれる「VOCA展2009」で府中美術館賞を受賞し、そして今年、大学卒業後わずか3年にして、写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞を受賞しました。
 
受賞の対象となった『MID』と『GROUND』は、それぞれ写真集として赤々舎より昨年に同時刊
行されました。『MID』は、日常からのストレートフォトを編集した作品群であり、『GROUND』は、
その対局にあるかのようなデジタル技術を駆使した写真の作品群です。これらは、とても一人の作家が同時期に生み出した作品とは思えないほど異なった印象を受けますが、いずれの作品も生と死というキーワードで通底しており、写真の表現手法の可能性を自在に使いこなした結果に生まれた、双子のような作品群とも言えるでしょう。
 
本展では、その異なる手法による二つの作品群を同時に展示することによって、高木こずえとい
う多様性を持った才能の核心を垣間見せることが出来るのではないかと存じます。
別紙の内容により開催いたしますので、当写真展の告知及びトーク・イベント当日の取材等、広報活動にご協力くださいますようお願い申し上げます。
 
【お問合せ先】
東京工芸大学 企画広報課(担当: 松尾、林)
電話: 03-5371-2668 / FAX:03-3375-0046
メールフォーム: https://www.t-kougei.ac.jp/contact.php?id=6
写真展概要
イベント名称 : 高木こずえ写真展「 MID/GROUND 」
会 期 : 2010年6月12日(土) ~ 2010年8月1日(日) 10時~20時 (期間中無休)
会 場 : 写大ギャラリー (東京工芸大学 中野キャンパス内)
〒164-8678 東京都中野区本町2−4−7 芸術情報館2F
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸の内線/大江戸線 中野坂上駅下車1番出口・徒歩7分
入場料 : 無料
展示作品 : モノクロ・カラー写真作品 約40 点
主 催 : 東京工芸大学芸術学部
協 力 : TARO NASU
 
トーク・イベント
本学卒業生である写真家 小林紀晴氏を迎えて、下記のとおりトーク・イベントを開催
いたします。入場料無料。
開催日時 : 2010年6月26日(土) 17時~18時30分
開催場所 : 写大ギャラリー (東京工芸大学 中野キャンパス内)
高木 こずえ(たかぎ こずえ) プロフィール
1985 年、長野県生まれ。東京工芸大学在学中の2006 年に「キヤノン写真新世紀」グランプリと「EPSON カラーイメージングコンテスト」準グランプリを受賞。2007 年に東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業。2008 年、テグ写真ビエンナーレ(韓国)やパリフォト(フランス)など海外での展示に出品。2009 年「VOCA 展2009」府中美術館賞を受賞。2009 年、TARO NASU ギャラリーで個展「GROUND」を開催。初の写真集『MID』『GROUND』を同時刊行(共に赤々舎)。2010 年、個展「MID」(第一生命ギャラリー)、「GROUND」(日本橋高島屋 美術画
廊X)を開催。第35 回木村伊兵衛写真賞を受賞。
 
小林 紀晴(こばやし きせい) プロフィール
1968 年、長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真科卒業。新聞社カメラマンを経て、1991 年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。1997 年に『ASIAN JAPANES』でデビュー。1997 年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞受賞。現在、雑誌、広告、TVCF、小説執筆などボーダレスに活動中。写真集に、『homeland』、『days new york』、『SUWA』、『はなはねに』などがある。他に、『ASIA ROAD』、『写真学生』、『父の感触』、『十七歳』など著書多数。
【広報用写真資料】
①『GROUND』2009 年
Cozue Takagi “ground” 2009
Type C print
ⓒ Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU
 
②「オカアサン」2008 年(『MID』より)
 
Cozue Takagi“okaasan”2008
Type C print
ⓒ Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU
 
* 写真を掲載いただける場合は、上記番号を指定してメールフォームよりご連絡ください。
データをお送りいたします。(メールフォーム: https://www.t-kougei.ac.jp/contact.php?id=6)
* 画像の使用に際しては、作家クレジット「© Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU」を入れてください。
 
東京工芸大学概要
東京工芸大学は、大正12年、当時メディアの最先端であった我が国最初の写真の専門学校として設立されました。近年、工学部と芸術学部の2学部からなる特色ある4年制大学として、我が国初のアニメーション学科を創設し、更に平成19年4月には東日本初となるマンガ学科を増設するなど、常にメディア芸術・コンテンツ芸術の発展に先導的役割を果たしてきました。
現在は、「工学×芸術=∞(無限の可能性)」という考え方のもとで工学部と芸術学部の様々な連携教育及び活動を進めており、創造性とオリジナリティーあふれる人材を育成しています。
 
理事長・学長
学校法人東京工芸大学 理事長 小野茂夫(おの しげお)
東京工芸大学 学長 若尾真一郎(わかお しんいちろう)
 
所在地
法人本部 東京都中野区本町2-9-5
中野キャンパス 東京都中野区本町2-9-5
厚木キャンパス 神奈川県厚木市飯山1583 ホームページ: http://www.t-kougei.ac.jp/
 
設置学部・大学院等(学生数4,790 名:平成22年5月1日現在)
【工学部】
メディア画像学科、生命環境化学科、建築学科、コンピュータ応用学科、電子機械学科
【芸術学部】
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、
ゲーム学科、マンガ学科
【大学院】
工学研究科、芸術学研究科
 
主な沿革
大正12年 小西写真専門学校設立(現東京都渋谷区)
昭和25年 新学制により東京写真短期大学として発足(東京都中野区)
昭和41年 東京写真大学に改組し工学部開設(神奈川県厚木市)
       (東京写真短期大学を短期大学部に改称)
昭和52年 東京工芸大学に改称
平成 6年 芸術学部を設置(写真学科、映像学科、デザイン学科)
平成13年 芸術学部にメディアアート表現学科を増設
平成15年 芸術学部に我が国4年制大学初めてのアニメーション学科を増設
平成16年 工学部学科を再編成
平成19年 芸術学部にマンガ学科、アニメーション学科にゲームコースを増設
平成21年 工学部ナノ化学科を生命環境化学科に名称変更
平成22年 大学院工学研究科の建築学専攻を建築学・風工学専攻に名称変更
       工学部システム電子情報学科を電子機械学科に名称変更
       芸術学部アニメーション学科ゲームコースをゲーム学科に改編
       芸術学部メディアアート表現学科をインタラクティブメディア学科に名称変更