2012年08月17日

日本エンタープライズの中国子会社「北京業主行」、人気作品「九鼎記」の電子コミックをチャイナモバイルのプラットフォーム『手機動漫』向けに配信開始

日本エンタープライズ株式会社  

日本エンタープライズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:植田 勝典)の中国子会社である北京業主行網絡科技有限公司(本社:中国北京市、董事長:顔兵、以下、業主行)は、中国で有名な閲読プラットフォーム『盛大文学』で代表的なオリジナル文学ポータルサイト『起点中文網』を運営する上海玄霆娯楽科技信息有限公司(本社:中国上海市、董事長:呉文輝)と、中国最大手の移動体通信事業者である中国移動通信集団有限公司(本社:中国北京市、董事長:王 建宙)(以下、チャイナモバイル)が運営するプラットフォーム『手機動漫』(http://dm.10086.cn/)向けに、中国の人気小説「九鼎記」(JiuDingJi)の電子コミックを配信開始いたしましたのでお知らせいたします。


1.背景
中国の契約携帯電話は、10億台※1を超え、世界第一位の加入者数を誇る携帯電話大国であり、現在も驚異的な増加を続けております。また、携帯電話を活用したモバイルコンテンツ市場は、今後、第三世代携帯電話(以下、3G)が普及していくことが見込まれており、飛躍的な広がりが期待されております。

このような状況のもと、当社グループは、本格的な3G端末の普及を見据え、
「電子コミック」を中国戦略の大きな柱として推進しており、移動体通信事業者の公式プラットフォーム「天翼空間」(チャイナテレコム※2)の他、「App Store」(Apple)、「聯想応用商店(Le Store)」(レノボ)及び業主行が運営する漫画プラットフォーム『漫魚』等、様々なアプリケーションをダウンロードできるプラットフォーム向けに、現在約250タイトルの電子コミックを配信しております。

顧客の満足度向上につながるコンテンツの提供を目指している当社グループにおきまして、今回の人気小説「九鼎記」の電子コミックを拡充することより、他社サービスとの差別化を図ることができると考えております。当社グループは、今後も引き続きお客様にお楽しみいただける魅力的なデジタルコンテンツの提供に努めてまいります。

※1・・・出所:中国工業情報化部(平成24年5月現在10億4,072万台)
※2・・・中国電信股?有限公司(本社:中国北京市、董事長:王曉初)。中国最大手の固定通信事業者、第三位の移動体通信事業者。

2.「九鼎記/JiuDingJi」(漫画版)の概要
制作:上海風?動画設計制作有限公司
ストーリー:原作は、『我吃西紅柿』作者の侠客小説。禹王は山を切り開き天下を統一し、9つに分け九鼎を作った。禹王が亡くなった後、争いが絶えずにいたが、1千年後に秦嶺の天帝が現れ再び天下を統一した。しかし、秦嶺
の天帝がこの世を去ると天下は大いに乱れ、再び統一されることはなかった。

配信先:中国における有名な電子書籍プラットフォーム『盛大文学※』で展開している、代表的な中国国内屈指のオリジナル文学ポータルサイト『起点中文網』で配信利用実績『起点中文網』にて、小説は、総ダウンロード数5,500万超、漫画は、総ダウンロード数430万超の人気作品。

URL: http://dm.10086.cn/portalone/HTML/portalone.portal?p_p_id=Search&p_p_p_id=31&p_p_state=maximized&p_p_mode=view&p_l_id=22&NAMESPACE_31struts.portlet.mode=view&NAMESPACE_31struts.portlet.action=/content/viewContentDetail.action&contentID=6731973489&keyword=%E4%B9%9D%E9%BC%8E%E8%AE%B0&actionType=2
※盛大文学:中国移動(チャイナモバイル)閲読基地において、2010年度ベスト10の作品中7割を盛大文学の作品が占めている。

<今後の予定>
今回、3話分を無料にて閲覧可能ですが、今後は約200話を有料(0.5元/話)で配信していく予定です。

3.品牌館(ブランド館)の認定
今回の「九鼎記」の配信開始と同時に、業主行が運営する漫画プラットフォーム『漫魚』ブランドは、「動漫基地※」にて運営するプラットフォーム『手機動漫』の中の『品牌館(ブランド館)』として認定されました。
『品牌館(ブランド館)』とは、携帯サイト上に選抜された20ブランドをランキングされます。
月次更新によりランキングブランドの入替えが実施され、当該プラットフォームにおいて優秀なコンテンツプロバイダーTOP20と位置付けされます。
また、『品牌館(ブランド館)』は販売チャネルとして、プラットフォーム内において『漫魚』ブランドによる自発的なプロモーション活動が認められています。
 
顧客の満足度向上につながるコンテンツの提供を目指している当社グループにおきまして、今回の『品牌館(ブランド館)』へのランクインは、『手機動漫』携帯サイト内に専用コーナーを設置されることにより注目度が高く、他社サービスとの差別化を図ることができると考えております。
      
※動漫基地・・・チャイナモバイルが動漫(アニメや漫画)コンテンツに特化し、中国全域配信目的で所有する業務ベース
      
4.上海玄霆娯楽科技信息有限公司の概要
(1) 名称: 上海玄霆娯楽科技信息有限公司
(2) 所在地: 上海市張江高科技園区博霞路35号
(3) 代表者の役職・氏名: 呉文輝
(4) 事業内容: コンピューターソフト・ハード、ネットワーク工程、智能化弱電システム、機電設備、計器分野における技術開発、技術サービス、広告設計・制作、インターネット情報サービス等。
(5) 資本金: 1億800万人民元
(6) 設立年月日: 2004年8月26日
(7) 親会社: 上海盛大網絡股?有限公司 (NASDAQ:SNDA)

5.当社子会社の概要
(1) 名称: 北京業主行網絡科技有限公司
(2) 所在地: 中華人民共和国 北京市石景山区実興東街11号北楼301号室
(3) 代表者の役職・氏名: 董事長 顔兵
(4) 事業内容: 携帯コンテンツとブロードバンドコンテンツの企画、開発、配信
(5) 資本金: 1,000万人民元 (日本エンタープライズ株式会社100%出資)
(6) 設立年月日: 2004年3月3日

6.今後の見通し
本件による当社グループの平成25年5月期の連結業績に与える影響は現時点で
は軽微でありますが、将来に亘って企業価値の向上を実現する業務提携と考えております。業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合には、速やかに情報開示を行います。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本エンタープライズ株式会社 管理本部 総務部 広報・IRグループ
【担当:松本、當間】
TEL:03-5774-5730 FAX:03-5774-5735 MAIL: ir@nihon-e.co.jp