2013年02月08日

桜花・桜葉使用 桜餅風味ビール 「さくら」 2月26日(火)数量限定発売

サンクトガーレン有限会社   http://www.sanktgallenbrewery.com
神奈川県厚木市の地ビールメーカー、サンクトガーレン有限会社(代表取締役 岩本伸久)は2013年2月26日(火)より、長野県伊那市高遠の桜の花・桜の葉を使った桜餅風味のビール「さくら http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/sakura/ 」を数量限定で発売致します。
 
通常、ビールは大麦麦芽を使用しますが、このビールには小麦麦芽を主原料に使用。小麦は大麦よりもタンパク質が多いため、柔らかく優しい口当たり。ビールの苦味の基になるホップの使用は抑え、高遠の桜の花びらと葉で風味付けをしました(使用しているのは桜茶などにも使われる食用のものです)。香りも味わいもふんわり桜餅風味で、お花見シーズンにぴったりのビールです。 
 
【商品名】さくら 【アルコール】5% 【容量】330ml
【価格】450円 【原材料】麦芽、ホップ、桜 
※香料などは一切使用しておりません
※日本の酒税法では桜がビールの材料に認められていないため、発泡酒表記となります。麦芽率は高いため税率はビールと同じで節税型発泡酒とは一線を画します。
 
開発のヒントは飲むお酢
当社が秋冬限定で発売しているアップルパイ風味のビール「アップルシナモンエール」が長野県伊那市のりんごを使用していることから以前より同市との縁がありました。そんな同市高遠の桜は「天下第一の桜」と称され「さくら名所100選」にも選ばれており全国的に有名です。その“高遠の桜を使ったビールを”と伊那市長の要望があり2011年より工場で試作を開始。手探り状態で試作を続ける中、ヒントになったのは桜の飲むお酢でした。しっかりお酢なのに、しっかり桜風味。これは面白いと思い、開発者の方にお会いして桜の使い方のアドバイスを頂きました。それをヒントに、試作を繰り返し納得の味に仕上げることが出来ました。
その反応を確かめるべく、昨年春に頒布会限定ビールとしてラインナップに投入。「意外な組合せだけど、旨い」「香りも味も桜!」と予想以上に良い反応を得ました。そのため、今年もっと多くの皆様に楽しんで頂くため一般発売に踏み切ることを決定しました。
 
サンクトガーレンは元祖地ビール屋。ビール造りをはじめて今年で20年
 
サンクトガーレンがアメリカの地ビールの美味しさに感銘を受け「こんなビールを日本で造ろう」と決意したとき、日本では小規模のビール醸造が許されていませんでした。
 
当時、日本でビール製造免許を取るには 年間2000KL以上のビールを造って、売る必要がありました。
大瓶換算で1日8700本のビールを造って売らなければならず、小さな会社には到底難しい基準だったのです。
だからサンクトガーレンはアメリカでビール免許を取って、造って、日本に逆輸入。
そのビール造りを開始したのが1993年。今年で20周年です。
日本人がアメリカでビール造りをはじめたニュースはTIMEやNewsweekなどアメリカのメディアで話題となります。 「なぜ日本人がアメリカでビール造りを?」 「それは日本でビールが造れないからだ」この問答は日本の産業規制の象徴として取り上げられるようになります。
 
これらが次第に日本のメディアでも話題になります。
世論は次第に“日本人がアメリカでビール造りをせざるを得なかった”状況に疑問を呈しはじめます。 そして翌1994年。産業規制緩和の目玉の1つとしてビール製造の免許取得の基準が大きく引き下げられます。
これがいわゆる「地ビール解禁」。クラフトビールの幕開けです。
 
サンクトガーレン有限会社は今年で10周年。
 
日本で地ビールが解禁してもサンクトガーレンはアメリカで醸造をはじめたばかり。
すぐ日本に工場、という訳にいきませんでした。
でも、日本でビールを売るなら、日本で造ったほうが良いに決まっています。
満を持して1997年。サンクトガーレンは厚木に工場を設立。本格的に国内でのビール醸造を開始します。
当初、サンクトガーレンは会社ではありませんでした。サンクトガーレン事業部。飲茶会社の事業部の1つだったのです。2001年、会社全体の経営の行き詰まりによりビール免許の更新ができなくなります。
地ビールブームの終焉も重なり「ビールなんて儲からない。もう止めよう」という周囲のあきらめの声。
それでもあきらめきれない岩本(現サンクトガーレン代表取締役)は、周囲の猛反対を押し切り親会社を退職し、たった1人でサンクトガーレン有限会社を設立。再びビールの醸造免許を取り戻します。 
それが2003年。今年で10周年です。
 
【お問合先】 サンクトガーレン有限会社 
TEL:046-224-2317/FAX:046-244-5757 
〒243-0807 神奈川県厚木市金田1137-1 
Web:http://www.sanktgallenbrewery.com
mail:info@sanktgallenbrewery.com 担当:中川、岩本