2013年03月07日

メラノックス、業界初のオープンスイッチイニシアチブ“Generation of Open Ethernet”を発足 Generation of Open Ethernet™によりデータセンターの接続の自由で柔軟な調整、最適化が可能となり利用率および効率性が最大限まで向上

メラノックステクノロジーズジャパン株式会社   www.mellanox.co.jp
データセンターにおけるサーバやストレージシステム向けにエンドトゥエンドのインターコネクトソリューションを提供するトップベンダーであるメラノックステクノロジーズ社(Mellanox® Technologies, Ltd., NASDAQ: MLNX; TASE: MLNX)は、本日、業界初のオープンスイッチイニシアチブ“Generation of Open Ethernet”を発足させました。
このイニシアチブでは、従来のクローズドソースのEthernetスイッチとは異なるアプローチにより、ユーザはさまざまな制約から解放され、高い柔軟性がもたらされることで、データセンターのカスタムデザインが可能となり、利用率、効率性ならびに総合的な投資収益率の最適化が可能になります。
この新しいアプローチによって、メラノックスはSoftware Defined Networking(SDN)を新たな高みへと引き上げ、従来のEthernetスイッチ製品の提供に加え、ソースコードの公開も実施していくことになります。
Ethernetスイッチベンダーは、これまで自社のソリューションの技術情報を非公開にすることで、選択の自由や柔軟性を制限してきました。クラウドコンピューティングおよびWeb 2.0アプリケーションの時代となった現在、IT管理者は、データセンターの利用率およびスケーラビリティを向上させるために、自分たちでネットワークを管理する必要性に迫られています。
オープンソースのトレンドは、これまでオペレーティングシステム、標準仕様およびアプリケーションのみに限られていました。今回メラノックスは、“Generation of Open Ethernet”イニシアチブのリード役となってデータセンターインフラストラクチャの分野においてもオープンソースのトレンドを推進することにより、オープンデータセンターの新時代を切り拓いていきます。
市場でSDNおよびオープンソースネットワーキングへの移行が促進されることによって、従来のプロプライエタリなソフトウェアにはみられないさまざまな利点がもたらされ、データセンターの生産性を向上させることが可能になります。ベンダー各社が未だに自社のネットワークOSを専有しており、SDN APIとして公開されているのはEthernetスイッチの一部の機能のみに限られているため、OpenFlowおよびSDNの実装は当初の見込み通りには進んでいないのが現状です。
メラノックスは、ネットワーキングの革新をさらに推進させるEthernetスイッチソフトウェアの開発にフォーカスし、プロプライエタリソフトウェアの排除およびエコシステム環境の構築を促進するOpen Ethernetのフレームワークを提唱します。またOpen Ethernetのフレームワークでは、 オープンコード、オープンソースのさまざまな管理ソフトウェアパッケージ、標準OpenFlowコントローラのサポートなどによって、制約のない自由なカスタマイズも可能になります。
Open Ethernetは、メラノックスの10/20/40/56ギガビットEthernetスイッチでサポートされると同時に、今後提供されるメラノックスのEthernetソリューションとの上位互換性も確保される予定です。
“プロプライエタリなEthernetスイッチが普及しているため、コンピューティングやストレージクラウドおよびWeb 2.0向けインフラストラクチャの構築にさまざまな制約が生じてしまっているのが実情です。“メラノックスは、このような状況に変化をもたらし、これまでにないレベルのコラボレーションを可能にするオープンな環境を実現する新世代Open Ethernetのリード役を担うことを大変光栄に思います”と、メラノックステクノロジーズ社会長、社長兼最高経営責任者エヤル・ワルドマンは述べています。
“メラノックスのOpen Ethernetによって、ネットワークおよびデータセンターの柔軟なコントロールが可能となり、これまでにない高いレベルの利用率、効率性および投資収益率が達成できるようになります。さらに、お客様は自社のネットワークインフラストラクチャの差別化が可能となり、高い競合優位性がもたらされます。このイニシアチブに対して、メラノックスはすでに多くのパートナー各社およびお客様から幅広い支持をいただいています。
当社は、このイニシアチブを中心としてOpen Ethernetのコミュニティが大きく成長していくことを強く期待しています。”
Open Ethernetによって、業界トップレベルのコストパフォーマンスを誇るメラノックスのスイッチソリューション製品ラインナップに新たなバリューが加わることになります。
メラノックスは、これまでにない低レイテンシーならびに大幅な消費電力の削減を可能にするソリューションによって、比類ない効率性および総合的な投資収益率を提供していきます。
 
関連情報
• メラノックスOpen Ethernetイニシアチブ
• メラノックス10ギガビットEthernetソリューション
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メラノックスについて
メラノックステクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドツーエンドインターコネクトソリューションを提供するリーディングカンパニーです。メラノックス社の製品により、データセンターのパフォーマンスが最適化され、業界をリードするバンド幅、スケーラビリティ、低消費電力、高い対費用効率が可能になるとともに、複数のレガシーネットワークテクノロジーを将来性も考慮されたアーキテクチャに統合することも可能になります。
メラノックス社はHPC、一般企業、メガウェアハウスデータセンター、クラウドコンピューティング、Internet、Web 2.0といったさまざまな市場向けに革新的な製品、ソリューションを提供しています。
メラノックステクノロジーズは1999年に創設され、サニーベール(米国カリフォルニア州)、ヨクニアム(イスラエル)に本社を構えます。メラノックステクノロジーズに関する詳しい情報は、www.mellanox.co.jp または www.mellanox.com でご確認ください。
 
Mellanox, BridgeX, ConnectX, CORE-Direct, InfiniBridge, InfiniHost, InfiniScale, PhyX, SwitchX, Virtual Protocol Interconnect, Voltaireはメラノックステクノロジーズ社の登録商標です。Connect-IB, CoolBox, FabricIT, Mellanox Federal Systems, Mellanox Software Defined Storage, MetroX, MLNX-OS, ScalableHPC, Unbreakable-Link, UFM, Unified Fabric Managerはメラノックステクノロジーズ社の商標です。記載されているその他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。