2016年06月29日

両国の政府関係者も出席
7月23日 ネパールの世界遺産で2,000本の植樹活動
~自然環境回復と両国友好を願い200名以上が参加予定~

株式会社山田養蜂場   http://www.3838.com/

株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町 代表・山田英生)は、2016年7月23日(土)にネパールの世界遺産「チャングナラヤン寺院」で2,000本の植樹を実施します。当日はネパール森林省や在ネパール日本国大使館、ネパール和平記念国立公園の代表者などの政府関係者をはじめ、現地ボランティアや当社役員、従業員など、総勢200名以上が参加予定です。本活動は1999年より実施しており、これまで同国では45万本以上(その他の国も合わせると200万本以上)の植樹を行ってきました。
当社は植樹活動を通じて、企業理念である「自然との調和」を具現化し、多くの紙を使用する通販企業の責務を果たすとともに、ネパールの人々の自立支援に貢献することを目指しています。

◆実施概要
・日程:2016年7月23日(土) 9時~12時(9時~セレモニー)
    ※時間は現地時間(日本時間-3時間15分)
    ※日本からの植樹ツアーは7月20日(水)~25日(月)で実施され、孤児院や日本語学校などを訪問
・場所:チャングナラヤン寺院(ネパール最古のヒンズー教寺院。カトマンズ盆地にある世界遺産のひとつ)
・参加者数:200名以上
      ※政府関係者10名、現地の学生とボランティア165名、 当社役員・従業員15名、その他関係者15名
・主な参加者:ネパール森林省の代表者
       在ネパール日本国大使館の代表者
       ネパール和平記念国立公園の代表者
       株式会社山田養蜂場 専務取締役 新名 義明
・植樹指導者:藤原 一繪(ふじわら かずえ)氏(横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授)
・植樹本数:2,000本 ※ツアー以外も併せて年間3,000本を計画
・樹種:インディカシイ、アラカシ、インドネズミモチ、ミケリア チャンパカなどの広葉樹
    ※現地に元来自生していた樹種を植えます。

当社植樹により蘇ったネパールの自然環境
※撮影場所:チャングナラヤン寺院の植樹地

クリップボード01
Befor(2014年)

クリップボード02
After (2016年)

昨年のチャングナラヤン寺院での植樹活動
クリップボード03

【取材・事後の写真提供を希望される場合】
7月19日(火)18時までに、下記の問い合わせ先まで、ご連絡ください。

◇本件に関するお問い合わせ◇
株式会社山田養蜂場 文化広報室 武本(tt1794@yamada-bee.com) ・関(ts0975@yamada-bee.com)
〒708-0393 岡山県苫田郡鏡野町市場194 TEL:0868-54-1906 FAX:0868-54-3346

 

当社の植樹活動について
◆ネパールで始めた経緯
1998年にネパールで開催された国際養蜂会議にさかのぼります。当社代表の山田英生が会議に出席した際、ネパールでの大量の森林伐採や、それに伴う大規模な土砂崩れが発生している実態を目のあたりにしました。
自然と共生する養蜂業を生業とする当社は、「自然との調和」を企業理念に掲げ、未来の子供たちに豊かな自然環境をそのまま残していくことを、自らの責任と考えていることから、支援を開始しました。

◆ネパールの自立支援を目指す
支援活動を進めるなかで、ただ単に物資を送るだけでは、かえって同国の自立を妨げる可能性があることがわかりました。そこで翌1999年、カトマンズで日本語学校を営むシャム氏の協力を得て、自立支援にもつながる700本の植樹活動をスタートさせました。

◆植樹のスペシャリスト 宮脇昭氏の理論を実践
「ふるさとの森」の再生を世界各地で実現している、世界的な植物生態学の権威、横浜国立大学名誉教授/
宮脇 昭氏と、横浜市立大学特任教授/藤原 一繪氏の指導のもと植樹に取り組んでいます。
宮脇氏が確立した、「現地の植生にあった複数の樹種を混ぜて植えることで、持続可能な本物の強い森を作る」という宮脇式植樹の理論に則った活動は、着実に成果を上げ、今では他の地域から当社に支援の相談が来るほどになっています。

◆通販企業としての責任
通信販売を行う当社は、企業活動を継続していくうえで、数多くの紙の消費は避けられません。
植樹開始当時に、社内で使用している紙の量を計算したところ、概算で年間1,500本にもおよぶことが分かりました。ここから換算して、使用した以上の樹を植えていくことが、当社の果たすべき責任であると考えて植樹活動に取り組んでいます。

クリップボード04

※宮脇 昭(みやわき あきら)氏 プロフィール
1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長。
ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外1,700ヶ所以上に、合計4,000万本以上の植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また各地の震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。1991年 「日本植生誌」の完成で朝日賞受賞。1992年 紫綬褒章受章。2006年 ブループラネット賞受賞。2014年 「第5回 KYOTO地球環境の殿堂」殿堂入り。

※藤原 一繪(ふじわら かずえ)氏 プロフィール
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。フランス中央研究機関(CNRS)、給費研究員(リール大学)、横浜国立大学環境科学研究センター助手などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。宮脇 昭先生と共に国内外での森作りを指導。著書に「混源植物」「環境問題を考える」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など参考~現地の人々との友好と社会貢献~

参考~現地の人々との友好と社会貢献~

従業員教育の一環として、植樹だけではなく、ネパールの人々との交流や文化に触れる機会を設けています。

 クリップボード05