2017年05月16日

ゼンショーと大阪大学石黒研究室の共同研究 卓上ロボットによるファミレスでの「おもてなし」実証実験に エーアイの音声合成AITalk(R)が採用

株式会社エーアイ   http://www.ai-j.jp

高品質音声合成エンジンAITalk(R)を開発・提供する株式会社エーアイ(本社:東京都文京区、代表取締役:吉田 大介、以下エーアイ)は、株式会社ゼンショーホールディングス(代表取締役社長:小川賢太郎、本社:東京都港区、以下ゼンショー)と大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻知能ロボット学研究室(以下石黒研究室)が2017年3月29日(水)~4 月 4 日(火)までに実施した、卓上ロボットによる「おもてなし」に関する共同研究の第一回実証実験向けに音声合成エンジンAITalk(R)が採用されたことをお知らせします。

■実証実験へのAITalk(R)採用について
ゼンショーと石黒研究室の実証実験では、ファミリーレストラン
「ココス」内に、ロボットとの会話を楽しむことができる座席を設け、実際に訪れた幼稚園児から小学生くらいのお子様がいるご家族を対象に、ロボットを通じて“家族との楽しいコミュニケーション”を作り出すことができるのか検証がおこなわれました。使用したロボットの特徴は、「受付・ご案内」「ご注文」「お会計」などといったある特定の場面ではなく、お客様の着席からお食事後のあいさつまでの一部始終すべての場面に応じた「おもてなし」をすることができる点にあります。

実証実験では、エーアイの機器組込用途向け音声合成エンジンAITalk(R)SDKが採用されました。
AITalkSDKは、石黒研究室独自のタブレットを使用したコミュニケーション技術を搭載した、ヴィストン社製多機能ロボット「Sota(ソータ)」と「CommU(コミュー)」に組込まれ、お客様との自由な対話音声が実現いたしました。

 
zensyo
「Sota(ソータ)」(画像左)
「CommU(コミュー)」(画像右)

aitalksdk
■AITalk(R)SDKとは

人間らしく自然な音声で自由に音声合成をする事ができ、ライブラリ(dllまたはso)でご提供する組込み用途向け音声合成エンジンです。さらに最新バージョン「AITalk(R)4 SDK」では、感情の調整(※1)も可能になりました。用途や好みによって、女性7名、男性4名、女の子2名、男の子2名の中からお好きな音声を選ぶ事ができます。
※1感情対応話者はのぞみ(喜怒哀)、まき(喜怒哀)、れいな(喜)、たいち(喜)のみとなります。

■音声合成AITalk(R)とは
AITalk(R)は、コーパスベース音声合成方式を採用し、より人間らしく自然な音声で、自由に音声合成をすることができる音声合成エンジンです。
●3つの特徴
(1)豊富な話者と言語
日本語話者は大人から子供まで男女15種類、関西弁にも対応。言語の種類は36種類以上の豊富な音声ラインナップ。
(2)感情表現も実現
使用するシチュエーションやご用途に合わせた喜怒哀楽の感情表現を実現。
(3)誰の声でも合成データに
芸能人や声優、自分の声でも短時間の収録で音声合成用データに変換。
※1:プランにより収録文章数が異なり、また個人によって読上げスピードや読み間違い等があるため、収録時間に差があります。
※2:一般的に収録文章数が多いほど音質は向上します。ご用途によって最適な収録数・音声辞書作成方法をご提案いたします。

■株式会社エーアイ 会社概要
ホームページURL:http://www.ai-j.jp
本社:東京都文京区西片1-15-15 KDX春日ビル10階
設立:2003年4月
事業内容:音声合成エンジンの開発および関連するソリューションの提供
※掲載されている会社名・製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社エーアイ 担当:藤本
Email:pr@ai-j.jp 電話番号:03-6801-8461