2013年11月15日

ホットペッパーグルメリサーチセンター 9279人に聞いた「外食産業への不満と期待」アンケート発表 

株式会社リクルートライフスタイル   http://www.recruit-lifestyle.co.jp/

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区 代表取締役社長北村吉弘)に設置された「食」に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」(http://grc.hotpepper.jp/ )は、外食産業への不満・期待についてのカスタマーアンケートを実施し、その動向を発表いたします。

▼アンケート結果はこちら
http://grc.hotpepper.jp/research/2013/11/post-56a0.html

■調査時期:2013年10月1日(火)~2013年10月7日(月)
■調査対象:首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:9279人

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◆外食産業への不満、1位は「栄養バランス」
  男性より女性で不満高め。
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外食産業全体に対する消費者の不満ポイントをヒアリング。性・年代別傾向では男性に比べ、女性の方がおおむねスコアが高めであった。20代女性で「店の衛生」面への不満が目立ち、この客層をターゲットとするなら衛生面の徹底が求められそう。さらに女性では20代に加え、30・40代までで「栄養バランスが偏る」「総カロリーが高い」が高め。また、50・60代女性で「食材の産地」「使っている原材料」がわからないことへの不満が強いことがわかった。男性では唯一20・30代で「値段の割には量が少ない」が不満として目立った。

<外食産業への不満点(複数回答・3圏域合計)>

第1位:野菜類が不足するなど栄養バランスが偏る(44.2%)
第2位:総カロリーが高い(36.0%)
第3位:値段が高い(31.7%)
第4位:店内がうるさい(23.1%)
第5位:価格の割には量が少ない(22.6%)

性・年代別傾向(抜粋)
「トイレが衛生的でない」
・20代:男性14.6%、女性21.0%
・30代:男性12.6%、女性20.6%
・40代:男性12.1%、女性18.5%
・50代:男性10.4%、女性12.8%
・60代:男性13.6%、女性11.0%

「食材の産地が不明」
・20代:男性11.5%、女性13.6%
・30代:男性13.6%、女性24.1%
・40代:男性13.2%、女性23.2%
・50代:男性13.1%、女性25.8%
・60代:男性22.6%、女性28.8%

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◆外食産業への今後の期待は「栄養バランス」
 「食材の安心・安全」「衛生管理」。
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性・年代別には、女性40・50・60代で「安心・安全な食材の使用」や「化学調味料や添加物の低減・不使用」のスコアが高く、健康志向が強そう。また、子育て世代の女性30代では「子供連れや高齢者などに配慮したバリアフリー化」「分煙や禁煙の徹底」など同行者に配慮した店選びをうかがわせる。また、男性20・30代で「値段は変えずに内容を増量」が高いのに対し、女性60代で「残した料理の持ち帰りサービスの拡大」が高めと両極の結果であった。

<外食産業への今後の期待(複数回答・3圏域合計)>

第1位:栄養バランスのとれたセットメニューやサイドメニューの充実(40.7%)
第2位:安心・安全な食材の使用(35.8%)
第3位:衛生管理の徹底(33.4%)
第4位:分煙や禁煙の徹底(24.8%)
第5位:味の追求(23.2%)

性・年代別傾向(抜粋)
「子供連れや高齢者などに配慮したバリアフリー化」
・20代:男性5.0%、女性14.1%
・30代:男性9.5%、女性24.9%
・40代:男性6.5%、女性9.4%
・50代:男性4.1%、女性5.9%
・60代:男性6.8%、女性11.2%

「化学調味料や添加物の低減・不使用」
・20代:男性9.5%、女性12.2%
・30代:男性8.2%、女性19.8%
・40代:男性9.4%、女性22.1%
・50代:男性9.3%、女性22.6%
・60代:男性12.1%、女性22.4%

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◆外国人対応での改善希望は、メニューの多言語化。
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オリンピック開催に向けても気になる「飲食店の外国人対応について」の質問。日本の印象を良くするために改善して欲しいことの最多は「外国語メニューを作る」、次いで、「英語以外も含めた複数言語のメニューを作る」とメニューの多言語化が1位2位を占めた。以下、多くの項目で20%から30%台のスコアとなった。実際の有効性は直接外国人に聞いてみないとわからないが、もてなす側の一員として飲食店を見た際には、多岐の改善点があると感じているようだ。

<外国人に対して、日本の印象を良くするために飲食店に改善して欲しいこと(複数回答・3圏域合計)>

第1位:英語のメニューを作る(44.8%)
第2位:英語以外も含めた複数言語のメニューを作る(37.4%)
第3位:宗教上禁じられている食材の使用有無を外国語で表記する(36.8%)
第4位:スタッフの外国語力をつける(35.3%)
第5位:料理や食材の説明を外国語表記で準備しておく(32.4%)
第6位:分煙や禁煙を徹底する(32.1%)
第7位:店内の案内表示(トイレ、食器返却口など)を外国語で表記する(29.5%)
第8位:食事マナーの説明を外国語表記で準備しておく(27.9%)
第9位:和式トイレ・座敷など外国人が利用しづらい設備を改善する(26.7%)
第10位:お箸の代わりにフォークやナイフなどで対応できるようにする(24.4%)

詳しくは『ホットペッパーグルメリサーチセンターWEBサイト』をご覧ください。

▼詳細はこちら
http://grc.hotpepper.jp/research/2013/11/post-56a0.html

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◎参考『ホットペッパーグルメ』概要
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国内最大級のグルメ・クーポン情報サイト

■サイト名:『ホットペッパー グルメ』
パソコン版:http://www.hotpepper.jp/
ケータイ版:http://hpr.jp/

■総掲載店舗数:70万店
詳細情報掲載店舗数:7.2万店 ※2013年10月現在

▼リクルートライフスタイルについて
http://www.recruit-lifestyle.co.jp/

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【本件に関するお問い合わせ先】
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/support/press/
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