2011年07月22日

19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展 ―川崎市市民ミュージアム収蔵品を中心に

学校法人東京工芸大学   http://www.t-kougei.ac.jp/
東京工芸大学(学長:若尾真一郎、所在地:東京都中野区/神奈川県厚木市)では、「19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展 ―川崎市市民ミュージアム収蔵品を中心に」を東京工芸大学中野図書館で開催します。
 
会場 : 東京工芸大学中野図書館(中野キャンパス内) 2階展示スペース
期間 : 2011年7月23日(土)~29日(金) ※日曜休館
時間 : 10時~19時(土曜日と最終日は17時まで)
入場料 : 無料
企画 : 東京工芸大学芸術学部マンガ学科
協力 : 川崎市市民ミュージアム、東北大学情報科学研究科
展示会概要
この展示は、川崎市市民ミュージアムからお借りした、19世紀末~20世紀前半のアメリカ漫画に関する書籍資料約600点のうち、約50点を厳選して構成したものです。
日本では漫画の研究が盛んになってきていますが、なかなかアメリカのカートゥーンからコミック・ストリップへの移行期についての専門家は少なかったため、これらの資料が日の目を見ることがありませんでした。
このたび、東北大学の研究者の助力を得て、コレクションの資料的価値を精査したうえで、今後の研究発展のために公開をするという計画を立てました。
その後、今年3月11日の東日本大震災がスケジュールを大幅に狂わせてしまったのですが、少ない日数をやりくりして、何とかその一角を紹介できるようになった次第です。
ぜひご来場いただければ幸いです。初日(23日)の13時以降は企画者が会場で説明を行います。
展示終了後、資料は川崎へと帰りますが、この領域に関心のある研究者などの皆さんには、また別の形で、コレクションの全容をお知らせできる報告会などの機会を関係者間で作っていきたいと考えています。
 
M・A・ウールフの作品より「クリスマスの明と暗」
 
グラント・ライト『ジ・アート・オブ・カリカチュア』
 
 
主な展示資料
 『スクリブナー』誌掲載「コンテンポラリー・アメリカン・カリカチュア」の記事(1889年)、グラント・ライト著『ジ・アート・オブ・カリカチュア』(1904年)を始めとする、カートゥーン、カリカチュア、コミック・ストリップの変遷を概観する歴史研究書20冊弱。
 クレア・ブリッグス著『ハウ・トゥ・ドロー・カートゥーンズ』(1926年)などの漫画技法書15冊弱。
 フランシス・G・アトウッド著『ロロズ・ジャーニー・トゥ・ケンブリッジ』(1880年)、M・A・ウールフ著『スケッチズ・オブ・ロゥリー・ライフ・イン・ア・グレート・シティ』(1899年)などのコミック・ストリップ誕生前夜の漫画的な作品5点強 (以上は川崎コレクション)。
 そのほか参考資料として、『リトル・ニモ・イン・スランバーランド』などのウィンザー・マッケイに関する資料や、コミックのルーツともいわれる『ザ・イエロー・キッド』関連資料などを補足のために展示します。.
 
【本リリースに関するお問い合せ先】
東京工芸大学 学事部広報課 
電話 : 046-242-9600/ FAX046-242-9638
担当 : 田川、林 
e-mail :university.pr@office.t-kougei.ac.jp
東京工芸大学 概要
東京工芸大学は、1923年(大正12年)、当時メディアの最先端であった我が国最初の写真の専門学校として設立されました。現在は、工学部と芸術学部の2学部からなる特色ある4年制大学へと発展しています。 2003年4月には我が国初のアニメーション学科を創設し、更に2007年4月には東日本初となるマンガ学科を増設するなど、常にメディア芸術・コンテンツ芸術の発展に先導的役割を果たしてきました。
現在は、「工学×芸術=∞(無限の可能性)」という考え方のもとで工学部と芸術学部の様々な連携教育及び活動を進めており、創造性とオリジナリティーあふれる人材を育成しています。
 
理事長・学長
学校法人東京工芸大学 理事長 岩居文雄(いわい ふみお)
東京工芸大学 学長 若尾真一郎(わかお しんいちろう)
 
所在地
法人本部 東京都中野区本町2-9-5
中野キャンパス 東京都中野区本町2-9-5
厚木キャンパス 神奈川県厚木市飯山1583
ホームページ
http://www.t-kougei.ac.jp/
 
設置学部・大学院等
【工学部】メディア画像学科、生命環境化学科、建築学科、コンピュータ応用学科、電子機械学科
【芸術学部】写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、 アニメーション学科、ゲーム学科、マンガ学科
【大学院】工学研究科、芸術学研究科