メラノックス社のRDMAベースのインターコネクトとFusion-io社のioDriveによって、Windows Server 2012 SMBのパフォーマンスが5倍向上
データセンターにおけるサーバやストレージシステム向けにエンドトゥエンドの接続ソリューションを提供するトップベンダーであるメラノックステクノロジーズ社(Mellanox® Technologies, Ltd., NASDAQ: MLNX; TASE: MLNX)は、本日、Windows Server 2012でサポートされるメラノックスのInfiniBand向けRDMAテクノロジーによって、ファイルシステム、データベースおよびエンタープライズデータセンターのアプリケーションパフォーマンスと効率性を飛躍的に向上したことを発表しました。メラノックス社、マイクロソフト社およびFusion-io社が共同で実施したベンチマークでは、10ギガビットEthernetを使用した場合と比較して、アプリケーションのパフォーマンスが5倍以上も高速であるとの結果となっています。
Windows Server 2012 Betaに実装されている新しいMicrosoft SMB Directプロトコルによって、この飛躍的なパフォーマンスの向上が実現されています。SMB Directでは、メラノックスのRDMAインターコネクトテクノロジーが活用されており、エンタープライズデータセンター向けのアプリケーションにおいて、大幅なパフォーマンスの向上とCPUオーバーヘッドの低減が実現されています。メラノックス社のRDMAベースのインターコネクトテクノロジーは、56Gb/s FDR InfiniBandならびにRoCE(RDMA over Converged Ethernet)を使用した40ギガビットEthernetインターコネクト製品で使用されています。
マイクロソフト社 Windows Serverおよび仮想化担当シニアディレクターMike Schutz氏は、“Windows Server 2012の際立った特長の一つとして、SMB Directが達成した予備的なベンチマーク結果で示されているように、SMB Directによってストレージのパフォーマンスが大幅に向上していることが挙げられます。この新しいテクノロジーによって、お客様はローカルストレージと同等のスピードでネットワークストレージにアクセスできるようになります。その結果、RDMA対応ネットワークインタフェースカード(RNIC)を利用して、仮想化サーバインフラストラクチャにおいて共有JBODストレージを活用することが可能になります。このアプローチによって、データセンターの効率性が飛躍的に向上します”と語っています。
Fusion-io社 アライアンス部門副社長Tyler Smith氏は、“データに対する要求が従来のディスクメディアの性能を上回る状況が続いており、可能な限り低いレイテンシーと高いデータスループットで基幹アプリケーションを稼働させる方法を模索している企業がますます増えています。Fusion-io社は、メラノックス社やマイクロソフト社のように世界的に評価の高いパートナー企業と共同で、データへの超低レイテンシーでのアクセスが可能となる最新のアプリケーションをサポートする一方、企業の求めるパフォーマンスと効率性に対応したエンドトゥエンドソリューションを市場に提供できることを大変うれしく思っています”と語っています。
メラノックステクノロジーズ社 市場開発担当副社長ギラッド・シャイナーは、“企業内において、ビジネスに不可欠な情報やリッチコンテンツの分析に対する要求が増えていることによって、データセンターアプリケーションのニーズが具体化されつつあります。SMB Directをメラノックス社のRDMA対応インターコネクトソリューション上で使用することにより、効率性の高いストレージファイルシステム向けのデータセンターインフラストラクチャの構築が可能となり、低コストで最高レベルのパフォーマンスを実現することができます”と述べています。
メラノックステクノロジーズ社、Interop出展のご案内(2012年5月8日~10日)
メラノックステクノロジーズ社の839番ブースでは、Windows Server 2012 SMB Direct、ハイパフォーマンスEthernetおよびInfiniBandデータセンターインターコネクト製品群のデモンストレーションを実施しています。是非お立ち寄りください。
関連情報
• メラノックスFDR InfiniBandソリューション
• メラノックス10ギガビットEthernetソリューション
• メラノックス40ギガビットEthernetソリューション
• メラノックスRDMAベースWindows Server 2012 SMB Directソリューション
• Twitter、Facebookでメラノックスの最新情報をご確認ください。
メラノックスについて
メラノックステクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドトゥエンド接続ソリューションを提供するリーディングカンパニーです。メラノックス社の製品により、データセンターのパフォーマンスが最適化され、業界をリードするバンド幅、スケーラビリティ、低消費電力、高い対費用効率が可能になるとともに、複数のレガシーネットワークテクノロジーを将来性も考慮されたアーキテクチャに統合することも可能になります。メラノックス社はHPC、一般企業、メガウェアハウスデータセンター、クラウドコンピューティング、Internet、Web 2.0といったさまざまな市場向けに革新的な製品、ソリューションを提供しています。
メラノックステクノロジーズは1999年に創設され、サニーベール(米国カリフォルニア州)、ヨクニアム(イスラエル)に本社を構えます。メラノックステクノロジーズに関する詳しい情報は、www.mellanox.co.jp または www.mellanox.com でご確認ください。
Mellanox, BridgeX, ConnectX, CORE-Direct, InfiniBridge, InfiniHost, InfiniScale, PhyX, SwitchX, Virtual Protocol Interconnect, Voltaireはメラノックステクノロジーズ社の登録商標です。FabricIT, MLNX-OS, Unbreakable-Link, UFM, Unified Fabric Managerはメラノックステクノロジーズ社の商標です。記載されているその他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。