2013年02月15日

メラノックスの10/40ギガビットEthernetソリューションによりOpenStackのパフォーマンスが5倍から20倍に大きく向上 メラノックスがOpenStackネットワークおよびストレージプラグインを提供し、パフォーマンス向上、セキュリティ強化および管理の簡素化を実現

メラノックステクノロジーズジャパン株式会社  
データセンターにおけるサーバやストレージシステム向けにエンドトゥエンドのインターコネクトソリューションを提供するトップベンダーであるメラノックステクノロジーズ社(Mellanox® Technologies, Ltd., NASDAQ: MLNX; TASE: MLNX)は、本日、OpenStackベースのパブリックおよびプライベートクラウド向けに、ハードウェアベースのネットワーク仮想化およびストレージアクセラレーションソリューションを提供することを発表しました。メラノックスの10/40ギガビットEthernet NICおよびスイッチとOpenStack Quantumプラグインを使用することで、NIC内部の仮想スイッチ(eSwitch)を設定し、仮想マシンのトラフィックをベアメタルレベルのハイパフォーマンスで実行することを可能にするとともに、セキュリティならびにQoSの機能向上が実現されます。Software Defined Networking(SDN)およびOpenFlow APIを使用することで、非常にシンプルな管理が可能となります。
メラノックスのeSwitchアプローチによって、仮想マシンのメッセージングはこれまでの20分の1の低レイテンシーで実行され、CPUリソースの使用率が低減されるとともにハードウェアオフロードおよびRDMAへのネイティブアクセスが可能になります。
さらにメラノックスは、ユーザがストレージボリュームのトラフィックをネイティブRDMA伝送で実行可能にするOpenStack Storage(Cinder)用プラグインも提供します。このプラグインによって標準TCP/IPと比較して、5倍高速なスループットが実現されるとともに、CPUリソースの使用率も削減されるため、インフラストラクチャの効率性が飛躍的に高まります。
メラノックスのOpenStackソリューションのオープンアーキテクチャにより、SDNコントローラおよびOpenFlowプロトコル経由のインテグレーションあるいはクラウド運営企業が提供する既存のクラウド管理システムへのネイティブ統合が可能となります。
このエンドトゥエンドのインテグレーションによって、分散ファブリックインテリジェンスに支えられた効率的なサービスレベルの抽象化が可能となり、OpenStackのスケーラビリティは新たな次元へと高まります。メラノックスのOpenStackソリューションにより、ネットワーク構成要素の個別管理からプラットフォームのオーケストレーションへとオフロードされ、大規模で複雑なインフラストラクチャ運用の簡素化という究極目標が達成されます。また、ハードウェアベースのセキュリティおよびアイソレーション機能により、ユーザSLA要件を維持しながらマルチテナントクラウドのさらに幅広い導入が可能になります。メラノックスは、同社のアダプタカードにBig Switch Networks社のOpenFlow Indigo-2オープンソースエージェントを内蔵し、OpenFlow 1.0への完全対応を実現した最初の企業となりました。
“OpenStackコミュニティと共同で進めている開発事業の成果として、お客様に強力なビジネスバリューをもたらす新たな統合ソリューションが誕生しました”と、メラノックステクノロジーズ社データセンターソリューション担当副社長ヤロン・ハヴィヴは述べています。
“メラノックスの新しいOpenStackストレージおよびネットワーク仮想化コンポーネントを利用することにより、すでに幅広く利用されているオープンソースのクラウドインフラストラクチャにおいて、お客様は最大で5倍から20倍のパフォーマンス向上、管理の簡素化およびセキュリティやアイソレーションの強化を実現することが可能になります。”
“クラウドインフラストラクチャの管理者は、自社のクラウドソリューションの全体的なコスト削減を実現する新しい革新的なテクノロジーを求めています”と、Big Switch Networks社コントローラテクノロジー担当CTOロッド・シャーウッド氏は語っています。“長年にわたるOpenFlow分野のリーダー企業であり、またオープンソースのSDNソフトウェア開発に貢献している当社は、今回メラノックス社と連携し、クラウドインフラストラクチャにおける究極的なアプリケーションパフォーマンスをもっとも低いレベルのコストで提供できることを大変光栄に思っています。”
OpenStackの技術およびサポートの詳細は、openstack@mellanox.comまでEメールでお問い合わせください。
 
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メラノックスについて
メラノックステクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドツーエンドインターコネクトソリューションを提供するリーディングカンパニーです。
メラノックス社の製品により、データセンターのパフォーマンスが最適化され、業界をリードするバンド幅、スケーラビリティ、低消費電力、高い対費用効率が可能になるとともに、複数のレガシーネットワークテクノロジーを将来性も考慮されたアーキテクチャに統合することも可能になります。メラノックス社はHPC、一般企業、メガウェアハウスデータセンター、クラウドコンピューティング、Internet、Web 2.0といったさまざまな市場向けに革新的な製品、ソリューションを提供しています。
メラノックステクノロジーズは1999年に創設され、サニーベール(米国カリフォルニア州)、ヨクニアム(イスラエル)に本社を構えます。メラノックステクノロジーズに関する詳しい情報は、www.mellanox.co.jp または www.mellanox.com でご確認ください。
 
Mellanox, BridgeX, ConnectX, CORE-Direct, InfiniBridge, InfiniHost, InfiniScale, PhyX, SwitchX, Virtual Protocol Interconnect, Voltaireはメラノックステクノロジーズ社の登録商標です。Connect-IB, CoolBox, FabricIT, Mellanox Federal Systems, Mellanox Software Defined Storage, MetroX, MLNX-OS, ScalableHPC, Unbreakable-Link, UFM, Unified Fabric Managerはメラノックステクノロジーズ社の商標です。記載されているその他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。