2013年02月26日

ネットワークカメラの導入目的は「セキュリティ向上」が1位 ~IT製品情報サイト『キーマンズネット』のアンケート結果を発表~

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ   http://www.recruit-mp.co.jp/
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:鬼頭秀彰)が運営する、IT製品情報を掲載する無料会員制サイト『キーマンズネット』( http://www.keyman.or.jp/ )は、IT製品の導入状況や製品の選定ポイント、IT担当者の関心事がわかるコーナー「IT担当者300人に聞きました」を公開しています。
 
今回は企業のIT担当者を対象に「ネットワークカメラの導入状況」についてアンケートを実施しました。
ネットワークカメラの導入目的や導入シーン、満足度などの質問から、企業でのネットワークカメラの利用実態が明らかになりましたので、結果の一部をお知らせします。
 
▼「ネットワークカメラの導入状況」記事はこちらから
http://www.keyman.or.jp/at/oa/projecter/30005291/
 
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■導入済みは16.6%、導入台数は「1~5台以下」が44.2%
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●ネットワークカメラの導入状況
「既に導入済みである(追加リプレイスなし)」13.6%
「既に導入済みである(追加リプレイスあり)」3.0%
「新規で導入を検討している」1.7%
「必要性を感じているが、導入時期は未定」14.0%
「必要性を感じない」67.7%
 
整理すると、追加リプレイスの有無を含めて導入済みは16.6%、企業規模が大きくなるほど導入率は高くなる傾向にあった。一方で、監視対象となる複数の店舗や拠点を持っている企業が主な導入ユーザとなり得る商材なだけに「必要性を感じない」との回答も67.7%と高かった。
また、ネットワークカメラを「導入済み」と回答した方を対象に、その「導入台数」を尋ねた結果、1位は「1~5台以下」で44.2%となった。
 
▼さらなる分析結果はこちらから
http://www.keyman.or.jp/at/oa/projecter/30005291/
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■導入目的は「セキュリティ向上」が1位も、導入シーンは多様化傾向に
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●ネットワークカメラの導入目的(導入済み)
1位「個人情報・機密情報漏洩防止などセキュリティ向上」51.7%
2位「業務の効率化」41.4%
3位「人件費削減」14.9%
3位「サービスの質向上」14.9%
5位「運用コスト削減」12.6%
 
 
●ネットワークカメラの導入シーン(導入済み)
1位「高セキュリティスペース(ATM・サーバルーム・重要書類保管ルームなど)」43.0%
2位「ビル・工場・施設などの入り口での防犯」32.6%
3位「従業員の業務モニタリング」26.7%
4位「屋外での防犯」17.4%
 
個人情報や機密情報の管理など高いセキュリティレベルが求められる場所で、監視や防犯用途での使用傾向が多く見られた。またそのような場面での運用を人からネットワークカメラに置き換えることによる業務の効率化、人件費の削減も大きなメリットのようだ。
 
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■約8割が「満足」と回答、「ネットワークへの負荷大」に不満の声も
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●ネットワークカメラの満足度(導入済み)
「とても満足している」9.5%
「まあ満足している」70.2%
「やや不満がある」17.9%
「とても不満がある」2.4%
 
「やや不満がある」「とても不満がある」と回答した方からは、「回線速度が遅く、画像がコマ送り状態になる」「ネットワークへの負荷大」「画像が不鮮明なのに容量を食う」といった接続環境や品質の乱れなどに不満が集中していた。
ネットワークカメラ市場には、数年前より従来のMPEG-4 Part2に代わるネットワークビデオソリューションの標準規格であり、高いデータ圧縮率のH.264に対応した機器が登場し始めてきているため、H.264対応機器の利用が今回挙げられた不満の声を解決する可能性が高い。また2013年1月にはITU(国際電気通信連合)が次世代ビデオコーデックとして「H.265」の承認に合意したとの発表がされた。新ビデオコーデックは、H.264/MPEG-4 AVCの約半分のビットレートで、同等のクオリティの映像が配信できるとも言われており、この技術を搭載した機器の動向にも注目が集まっている。
 
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<アンケート概要>
○調査期間:2012年12月4日~2012年12月11日
○有効回答数:529
○調査対象:キーマンズネット会員
 
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