2017年05月18日

世界初!部分植物由来ポリエステルを使用したグリーン購入法適合の作業手袋「プランテックスグローブ」を発売

ミドリ安全株式会社   https://www.midori-anzen.co.jp/

ミドリ安全株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:松村不二夫、以下「ミドリ安全」)は、東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭、以下「東レ」)が製造する部分植物由来ポリエステル繊維 エコディア®PET を使用した作業手袋「プランテックスグローブ」を発売します。同製品は、2017年2月に閣議決定されたグリーン購入法(※1)の新たな基本方針の作業手袋分野における植物由来合繊製品基準(※2)(以下「新基準」)に、世界で初めて適合した作業手袋です。

ミドリ安全は、新基準が適用開始される、2017年6月から本製品の販売を開始し、2017年度に売上高1 億円、3年後の2020年度には3億円への拡大を目指します。

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<プランテックスグローブ>

新基準は、日本政府が世界に先駆けて採用した「作業手袋分野における植物由来合成繊維製品の公的グリーン調達基準」です。
今回使用した東レのエコディア®PET は、通常の石油由来テレフタル酸とサトウキビ廃糖蜜を粗原料とするエチレングリコールを重合・溶融紡糸したポリエステル長繊維で、植物由来分が約30%です。

「プランテックスグローブ」は、このエコディア®PET を製品全体重量比(すべり止め塗布加工部分を除く)で80%以上使用していることから、エコマーク認定取得に加え、グリーン購入法の新基準に適合した製品です。ミドリ安全は、この「プランテックスグローブ」を環境性能に加え、ウレタンコーティングによる滑り止め効果により、細かい部品を扱う作業時に着用する製品などを、軽作業や機械操作時をはじめ様々なシーン向けの作業手袋として展開します。

 

ミドリ安全は、地球環境の保全と持続発展可能な社会の実現という経営方針のもと、ユニフォーム及びヘルメットのリサイクルシステム(広域認定制度取得)の構築など環境負荷軽減の活動に取り組んでいます。

また、東レは「全ての事業戦略の軸足を地球環境に置き、持続発展可能な低炭素社会の実現に向けて貢献していく」という経営方針のもと、グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクトに全社を挙げて取り組んでいます。

今後、ミドリ安全と東レは、東京オリンピック・パラリンピックをはじめとした各種イベントに向け、グリーン購入法の中でもより高い環境性能に基づく基準である「プレミアム基準」にも適合可能な製品の開発に取り組み、世界的にも先進的な環境性能を持つ製品をグローバルに展開することで、持続発展可能な低炭素社会の実現に貢献してまいります。

「プランテックスグローブ」の詳細は下記の通りです。

1.商品名: プランテックスグローブ(Plantex Glove)
2.製品混率: 製品全体重量比(すべり止め塗布加工部分を除く)80%以上に
エコディア®PET を使用
3.展開商品例: (1)スムスゴム入りタイプ
(2)ウレタン背抜きタイプ
(3)天然ゴム背抜きタイプ

4.発売時期: 2017年6月から販売開始予定

<ご参考>
ミドリ安全株式会社 概要
(1)代表者: 社長 松村 不二夫
(2)所在地: 東京都渋谷区広尾5丁目4番3号
(3)設立: 1952年6月
(4)事業内容: 安全靴、ヘルメット、グローブ等安全衛生保護具・オフィスおよびワーキ
ングユニフォーム、空気清浄機等環境改善機器、装置・健康医療機器、
装置・電気計測器及び皮革製品の製造・販売

東レ株式会社 概要
(1)代表者: 社長 日覺 昭
(2)所在地: 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
(3)設立: 1926年1月
(4)事業内容: 繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング、
ライフサイエンス、その他の製造・販売

<用語説明>
※1.グリーン購入法
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(正式名)。2001年4月から施行され、国等の機関にグリーン購入を義務づけるとともに、地方公共団体や事業者・国民にもグリーン購入に努めることを求めている法律。

※2.植物由来合繊製品基準
2017年2月7日にグリーン購入法の基本方針の変更が閣議決定され、作業手袋分野に植物由来合成繊維の使用に係る判断の基準が追加された。

<本件に関するお問い合わせ先>
ミドリ安全株式会社 セフティ&ヘルス統括部 グローブ営業部 03-3442-8294
東レ株式会社 【一般】長繊維事業部 06-7688-3255
【報道】広報室 [東京]03-3245-5179 [大阪]06-7688-3085