2013年02月04日

サイバーエージェント・ベンチャーズ、広告表示時間を用いたオンライン広告技術を提供する「Dennoo」へ出資

株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ   http://www.cyberagentventures.com/
株式会社サイバーエージェント(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 藤田晋、 東証マザーズ上場: 証券コード4751)の連結子会社で、投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業を展開する株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 田島聡一)は、広告表示時間(Viewable Time)を単位としてオンライン広告取引を可能にする広告技術の開発及び、各種オンライン広告サービスの提供を行っているDennoo Inc.(以下Dennoo、本社:米国カリフォルニア州、共同創業者President梅田茂利、共同創業者CEO長山大介)に対して、2013年1月31日付で出資いたしました。
 
Dennooが提供するサービスには広告主向けサービスと媒体社向けサービスがあります。広告主には「Viewable Time第三者配信広告サーバー(補足資料1)」 による広告の投資対効果の時間に基づく分析と改善を可能にするサービスを提供し、効率的な広告出稿を可能にします。媒体社には「Viewable Time計測サービス(補足資料2)」 による広告在庫の活用の時間に基づく分析と改善を可能にするサービスを提供し、収益性の高い媒体運営を可能にします。
 
 
Dennooはオンライン広告における「透明性・効率」を高める仕組みを提供することにより、従来のオンライン広告市場の「広告の表示回数」や「クリック数」への偏重により生じている広告配信ロジック及び、広告効果に対する評価の歪みを取り除き、オンラインを含む国内外の広告市場全体の健全な成長に資することを目指して、事業展開を行っております。
 
サイバーエージェント・ベンチャーズは、Dennooへの資金提供のみならず、広告主及び媒体社へのサービスの導入支援、サービス価値向上やグローバル展開の経営サポートも行ってまいります。
 
サイバーエージェント・ベンチャーズはスタートアップ企業への投資・支援活動を最重要方針として取り組んでおり、本件は2011年7月1日に設立したスタートアップベンチャー企業への出資に特化したファンド「CA Startups Internet Fund 1号投資事業有限責任組合」からの出資となります。
 
 
■出資先Dennoo Inc.について
社名 : Dennoo Inc.
URL : http://www.dennoo.com/
所在地 : 288 Hamilton Avenue 3rd Floor, Palo Alto, CA 94301
設立 : 2011年9月29日
共同創業者 : President 梅田茂利、 CEO 長山大介
 
 
■弊社について
社名 : 株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ
URL : http://www.cyberagentventures.com/
所在地 : 東京都港区赤坂八丁目5番26号 赤坂DSビル3階
設立 : 2006年4月3日
資本金 : 3億6,000万円
代表者 : 代表取締役社長 田島聡一
事業内容 : 投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業 
 
 
■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ 小野哲太郎
E-mail : cav_pub@cyberagent.co.jp  Tel : 03-5772-1234
 
 
[補足資料1]
 
■Viewable Time第三者配信広告サーバーとは
広告がユーザーの画面上に表示されている状態(Viewable)にあることを検知し、広告の再生制御および分析を行う広告配信サーバーです。特に動画広告では広告がViewableな状態でのみ再生し、Viewableではない状態になると一時停止する再生制御によって、広告が持つメッセージがより伝わりやすくなり、広告効果の向上が望めます。また、一秒単位でユーザーの行動(例:クリック、マウスホバリング、音声のオン)を計測しているため、ユーザーの広告に対する反応について示唆を得ることができ、広告キャンペーンの改善に役立ちます。
 
Viewable Time第三者配信広告サーバーのレポーティング画面の例
https://f.msgs.jp/fcnts/aiw/dennoo1.jpg
 
 
[補足資料2]
 
■Viewable Time計測サービスとは
媒体社の広告枠がViewableな状態を検知し、Viewabilityにまつわる広告枠の特性の分析を可能にするサービスです。広告枠がどれぐらいの割合でユーザーの画面上に表示されているかを表す「In-View率」や広告枠が何秒間ユーザーの画面上に表示されているかを表す「Viewable Time」などを用いることによって、広告枠のより有効な活用(例:Viewable Timeが長い広告枠を動画広告に用いる)に関する示唆を得ることができ、媒体社収益の向上に役立ちます。
 
Viewable Time計測サービスのレポーティング画面の例
https://f.msgs.jp/fcnts/aiw/dennoo2.jpg