2014年08月05日

93,000 人超のストレスチェックデータを分析 「20 代~30 代」「女性」「IT・通信業」の高ストレスが明らかに

株式会社アドバンテッジリスクマネジメント   http://www.armg.jp

株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは、2013 年 1 月~12 月、93,480 人を対象に「ストレスチェック」を実施し、その結果を分析いたしました。ストレスの状況と、エンゲージメント(仕事熱意度)について、年代や性別、業種などの属性別に分析しています。主な調査結果は以下の通りです。

①20~30 代はストレスが心身に大きく影響
②女性のほうがストレスを抱えている。周囲からのサポートは女性のほうが良好
③業種別にみると、IT・通信業のストレス状況が厳しい
④20 代から 30 代にかけ、大きくエンゲージメントが向上する
⑤企業規模別にみると、100 人未満の企業が最もエンゲージメントが良好

【調査概要】
対 象: 総合的メンタルヘルス対策プログラム「アドバンテッジタフネス」のストレスチェックを利用している
団体・企業の従業員
調査方法: インターネット、用紙を通じた自記式調査票によるストレスチェック
集計期間: 2013 年 1 月~12 月
対 象 数: ストレス状況・タフネス度 93,480 人、エンゲージメント 44,945 人
<ストレスに関する分析項目>
◆ストレス原因…ストレスと感じることがどのくらいあるか
◆タフネス度…ストレスに対する強さ、耐性
◆周囲からのサポート…仕事において周囲の人がどの程度サポートしてくれるか
◆ストレス反応…ストレスによる心身への影響
<エンゲージメントに関する分析項目>
◆エンゲージメント(仕事熱意度)…仕事に対する自発的な行動の頻度や気持ち(感情)
◆仕事における環境・状況…仕事のしやすさ(しにくさ)と関連する環境や状況の要因
◆仕事における自己認識…仕事に対する個人の考え方と取り組み方

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp
広報担当 :長 紘子/熊澤 一晃
TEL:03-5794-3890 FAX:03-5794-3879

<調査総括>
・ 年代では、20 代~30 代の若手社員がストレス耐性が低く、ストレス反応が高い。
・ 男女では、女性の方が周囲のサポートが多いが、ストレス耐性が低いためストレス反応が高い。
・ 業種別では、IT・通信業のストレス状況が最も悪い。システムエンジニアの職務特性として、短納期化・顧客要求水準の高度化に加え、顧客先に常駐するなど管理職からのサポートが届きにくいワークスタイルの社員が多いことも一因として考えられる。
・ 20 代から 30 代にかけてエンゲージメントが大きく向上しているのは、30 代に仕事への習熟度や経験を積み、自らの役割の理解や成功への自信が高まる年代であることが影響していると考えられる。
・ 企業規模が小さい企業の方が、一般的に経営者との距離が近いことから会社との適合感を感じやすく、従業員のエンゲージメントも高まる傾向にあると考えられる。