アンテナハウス株式会社(本社:東京都中央区、資本金:4,000万円、社長:小林 徳滋)は、ブラウザで書籍を入力・編集して、EPUBやPDFを作成するWebサービス『クラウド型汎用書籍編集・制作サービスCAS-UB』を3月1日より機能強化します。
今回の主な機能強化点目は次のとおりです。
1. PDFのレイアウト指定を強化―2011年11月に公開された「日本語組版処理の要件」第2版(注)に準拠するレイアウトの書籍PDFを作成できます。
2. EPUB3の作成機能―日本語の縦組みを指定したEPUBが作成できます。
3. 記事を執筆したり、書籍の構成をするブラウザの編集操作を改善してより使いやすくなります。
また、2月8日から2月10日まで池袋のサンシャインシティで開催されるPage 2012に「CAS-UB」を出展するとともに、2月9日には「2012にてCAS-UBを使った制作ワークフローのご提案セミナー」を開催します。
書籍制作の生産性を飛躍的に高めます
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いま、一般に行なわれている書籍の制作ワークフローは、原稿をDTPソフトに流し込んで印刷用PDFを完成し、次に、DTPからデータを取り出して編集してEPUBを作成する方法です。しかし、この方法には次の問題があります。
1. PDFを完成した後、EPUB版を作るのに大きな工数と日数がかかる。
2. 印刷版とEPUB版で完成データを別々に管理することになり、改訂版等の維持コストが大きい。
3. 本来、EPUB版は印刷版よりも速く出版できるはずなのに、ワークフローの制約でEPUB版を先に販売することができない。
CAS-UBは、コンテンツとレイアウトを分離して制作する構造化文書制作技術を採用して上の問題を解決します。入力したコンテンツからボタン一つでEPUBを作ったり、DTPオペレータが制作したものに匹敵する高品質なPDFを自動作成したりできます。これにより、従来のワークフローに比べて飛躍的に書籍制作の生産性があがります。
Webブラウザで本格的な書籍の編集
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CAS-UBは、クラウド上のデータセンターにプログラムと書籍のデータを保管し、Webブラウザを使ってインターネット経由で原稿や書籍の構成を編集します。記事は、前書き、本文(章・節)、後書き、付録などの書籍構成単位毎に執筆します。
1. 各記事の見出しから目次を自動生成して、PDFの見出し/しおりにしたり、EPUBの目次とします。目次には自動的に階層化した番号を付与することができます。
2. 記事に図版を配置し、図版のキャプションをつける事ができます。キャプションから図表一覧を自動的に作成できます。
3. 記事内容に、索引、注釈、ルビなど各種のマークアップができます。PDFやEPUB作成時に、マークアップを使って索引や注釈一覧を自動的に作成します。
4. EPUBに参照元と参照先の記事間のリンクを作成したり、PDF出力時にはさらに参照先箇所のページ番号を自動的に挿入したりできます。
出版物のメタ情報を入力することで、表紙や奥付けを自動的に生成できます。
サービスの対象と価格
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本サービスは有償の契約制で提供しています。利用者は契約したその日から書籍の制作をはじめることができます。
利用料金
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出版社・企業・諸団体単位で契約し団体としてご利用いただく方式と、個人のグループでご利用いただく契約方式を用意しております。
契約方式 契約金額(消費税込み) 利用者数 データ保管容量
出版社・企業・諸団体向けサービス 735,000円/年間 399,000円/半年 10人 1人あたり5GBまで
個人グループ向けサービス 262,500円/年間 147,000円/半年 5人 1人あたり5GBまで
1ユーザー料金 79,800円/年間 42,000円/半年 1人 5GBまで
出版社・企業・諸団体向けサービスを契約いただいた場合は契約期間中に契約人数の範囲で登録ユーザーの交代ができます。一方、個人グループ向けサービスでは、契約期間中のユーザー交代はできません。
試用アカウント
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本サービスの正式利用の前に、2時間のトレーニングを行なう(無料)実践セミナーを受けていただくと、参加者には30日間の試用アカウントを発行いたします。
詳しい情報と問合せ先
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S02 電子出版物制作の新しいワークフローを提案(2月9日9:45~11:45 無償セミナーのご案内)( http://www.jagat.or.jp/PAGE/2012/session/session_detail.asp?sh=4&se=24 )
CAS-UB紹介サイト
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http://www.cas-ub.com
お問合せ先: 電話番号03-5829-9021
e-mail: sales@antenna.co.jp
(注)「日本語組版処理の要件」は、日本語の書籍のページを制作するための必要な事項を専門家が集まってまとめたもので、W3C ワーキングドラフトとして2011年11月29日に公開されました。