2013年02月27日

~マルハニチロホールディングス、「料理レシピに関する調査」~

株式会社マルハニチロホールディングス   http://www.maruha-nichiro.co.jp/
ネットで料理レシピを検索7割強、50代でも6割強に
レシピ探しはメニューを決めた後より決める前
 
レシピの入手先 1位「レシピサイト」、2位「料理本・レシピ本」、3位「雑誌」
レシピを選ぶ基準 「簡単に調理できそう」8割弱
 
ネットでレシピ検索 検索ワードは「食材名」がトップ
レシピを閲覧する情報端末 20代・30代では「携帯電話・スマートフォン」がトップ
 
レシピ本を出している料理人・著名人の好感度ランキング 1位「栗原はるみ さん」
 
企業レシピ本の利用意向率7割
進学校レシピ本の利用意向率2割強、受験学年の子どもがいる場合は3割弱
料理漫画を参考に料理した経験 4人に1人
 
なかなかレシピ写真のように作れないことが多い 63.4%
レシピ通りに作ったが不味くてガッカリすることが多い 24.6%
 
 
株式会社マルハニチロホールディングス(http://www.maruha-nichiro.co.jp/)(所在地:東京都江東区豊洲3-2-20 代表取締役社長 久代 敏男)は、女性の料理レシピの利用実態を探るために「料理レシピに関する調査」を2013年1月18日~1月23日の6日間でインターネットリサーチ(モバイルリサーチ)により実施し、1,000名(調査対象者:週に1日以上自宅で夕食を作る20歳~59歳の女性)の有効回答を集計しました。
(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
 
◆ 自宅で夕食を『週に1日以上作る』77.5%
20歳~59歳の女性(1,559名)に対し、自宅で夕食を作る頻度を聞いたところ、『週に1日以上』作る人の割合は、全体では77.5%となりました。これを年代別にみると、20代59.7%、30代80.6%、40代89.3%、50代94.3%となりました。
 
◆ 料理レシピを利用8割
◆ ネットで料理レシピを検索7割強、50代でも6割強に
はじめに、全回答者(1,000名)に、料理レシピの利用状況を聞きました。
 
料理レシピ(※)を利用することがあるか聞いたところ、「よくある」28.2%、「時々ある」31.1%、「たまにある」21.2%となり、それらを合わせた『ある(計)』は80.5%になりました。 ※レシピ本やWeb上のレシピを問わない
続いて、インターネットで料理レシピを検索することがあるか聞いたところ、「よくある」26.0%、「時々ある」25.4%、「たまにある」20.8%で、『ある(計)』は72.2%でした。
年代別にみると、『ある(計)』は20代(85.6%)、30代(80.4%)では8割を超え、40代(60.8%)、50代(62.0%)でも6割に達しています。インターネットでのレシピ検索は、幅広い年代で行なわれていることがわかりました。
 
◆ レシピ利用シーンの最多は「何を作ろうか悩んだ時」
◆ レシピ探しはメニューを決めた後より決める前
それでは、どのような時に料理レシピは利用されているのでしょうか。
料理レシピを利用することがある人(利用することが「よくある」「時々ある」「たまにある」と回答した805名)に、料理レシピを利用するのはどのような時か聞いたところ、「何を作ろうか悩んだ時」59.6%が最も多く、次いで、「日頃作らないような料理を作る時」56.3%、「料理のレパートリーを広げたい時」48.6%、「日頃使わない食材を入手した時」48.3%、「冷蔵庫などの余り物だけで料理したい時」38.4%が続きました。
 
また、料理レシピを探すタイミングを聞いたところ、『作りたい料理が決まる前』(「作りたい料理が決まる前」と「どちらかといえば作りたい料理が決まる前」の合計)は56.5%、『作りたい料理を決めた後』(「作りたい料理を決めた後」と「どちらかといえば作りたい料理を決めた後」の合計)は26.4%となり、作りたい料理が決まる前に料理レシピを探す人が多い結果となりました。
 
◆ レシピの入手先 1位「レシピサイト」、2位「料理本・レシピ本」、3位「雑誌」
◆ レシピを選ぶ基準 「簡単に調理できそう」8割弱
次に、どのようなレシピを利用しているか聞きました。
料理レシピを利用することがある人(805名)に、利用している料理レシピはどこから入手したものか聞いたところ、「レシピサイト」68.9%が最も多く、次いで、「料理本・レシピ本」64.6%、「雑誌」44.0%、「テレビ」38.5%、「母親・祖母など家の伝統の味・レシピ」28.6%が続きました。最多となった「レシピサイト」は、特に若い世代で高く、20代77.7%、30代82.2%と8割前後となりました。他方、「テレビ」や「新聞」を入手先とする割合は50代が他の年代より高くなり、50代では「テレビ」は48.5%、「新聞」は29.8%でした。
 
続いて、同じく805名に、料理レシピを選ぶ際に何を基準にして選んでいるか聞いたところ、「簡単に調理できそうである」78.9%が際立って高く、「特別な食材や調味料の必要がない」54.9%、「冷蔵庫にある食材にマッチする」54.0%、「早くできる」43.6%が続きました。“簡単”、“特別な材料ではない”、“手元にある材料でできる”といった実用的であることを選ぶ際の基準にしている人が多いことがわかりました。
 
◆ ネットでレシピ検索 検索ワードは「食材名」がトップ
◆ レシピを閲覧する情報端末 20代・30代では「携帯電話・スマートフォン」がトップ
次に、料理レシピのインターネット検索について聞きました。
インターネットで料理レシピを検索することがある人(検索することが「よくある」「時々ある」「たまにある」と回答した722名)に、検索の際にどのような言葉で料理レシピを検索しているか聞いたところ、「食材名」75.1%が最も多く、「具体的な料理名」65.8%が続き、さらに、「料理方法」22.2%、「料理ジャンル」(国籍は含めない)19.8%、「目的」(簡単や節約、ダイエットなど)18.8%、「イベント名」(クリスマスやひなまつりなど)17.9%となりました。これは、作りたいものが決まっているか、決まっていないかで大きく異なり、レシピを探すタイミングが、作りたい料理が決まる前が多い層(403名)では、「食材名」が80.1%、「具体的な料理名」が57.1%と「食材名」で検索する割合の方が高い一方で、作る料理を決めた後にレシピを探すことが多いとした層(189名)では、「具体的な料理名」が82.5%、「食材名」が64.0%と、「具体的な料理名」と「食材名」が逆転する結果となりました。
 
「調理器具・調理家電名」で料理レシピを検索している人も11.2%いました。その回答者(81名)に、どういった調理器具・調理家電名で検索しているか、さらに聞いたところ、最も多かったのは「電子レンジ」81.5%で、「シリコンスチーマー」50.6%、「フライパン」49.4%、「炊飯器」46.9%、「オーブン」30.9%が続きました。
 
また、料理レシピを利用することがある人(805名)に、料理レシピを利用する際に、閲覧することがある情報端末を聞いたところ、「パソコン」67.1%、「携帯電話・スマートフォン」64.3%の2項目が際立ちました。
年代別にみると、「携帯電話・スマートフォン」は若い世代ほど高く、20代86.0%、30代74.3%、40代52.1%、50代42.4%となり、20代・30代では「携帯電話・スマートフォン」が料理レシピ閲覧時に最も利用されている情報端末となりました。
 
◆ レシピ本を出している料理人・著名人の好感度ランキング 1位「栗原はるみ さん」
全回答者(1,000名)に、レシピ本を出している料理人・著名人について聞きました。
レシピ本を出している料理人・著名人で好きな人を聞いたところ、1位は「栗原はるみ さん」32.5%となりました。2位は「ケンタロウ(小林ケンタロウ) さん」24.6%となり、3位は「速水もこみち さん」18.3%、4位「平野レミ さん」16.3%、5位「川越達也 さん」16.1%が続きました。テレビでの活躍も目立つ明るいキャラクターの料理人・著名人の方が上位になりました。
 
また、誰の料理レシピを利用したいと思うかとの質問でも、トップ3は変わらず、1位に「栗原はるみ さん」30.3%、2位に「ケンタロウ(小林ケンタロウ) さん」20.7%、3位に「速水もこみち さん」17.2%となりました。
 
◆ 企業レシピ本の利用意向率7割
◆ 進学校レシピ本の利用意向率2割強、受験学年の子どもがいる場合は3割弱
◆ 料理漫画を参考に料理した経験 4人に1人
最近では、企業の社員食堂のメニューが再現されたものや、食品メーカーや飲料メーカーが監修したレシピ本=企業レシピ本が話題になり、有名進学校の寮で出されているメニューや医療機関が入院患者に提供しているメニュー、人気漫画に登場するメニューを再現したレシピ本など多くのレシピ本が出ています。
そこで、それらのレシピ本について、知っているか、また、使ってみたいかを聞きました。
まず、それぞれについて、認知率(知っているとした割合)をみていくと、認知率が高かった順に、《企業レシピ本》86.5%、《漫画レシピ本》54.8%、《病院レシピ本》27.5%、《進学校レシピ本》8.0%となり、企業レシピ本の認知率の高さが目立ちました。
次に、利用意向率(「非常に利用したい」と「やや利用したい」とした割合の合計)を高かった順にみていくと、《企業レシピ本》は69.6%、《病院レシピ本》57.8%、《漫画レシピ本》43.7%、《進学校レシピ本》は21.3%となりました。進学校レシピ本について、受験学年(中学3年、高校3年)の子どもがいる層の利用意向率をみると、27.7%となりました。
 
また、料理レシピが記載されていたり、実際に作ってみようと思えるような料理が登場したりする料理漫画が多くありますが、料理漫画に載っている料理レシピを参考に料理をしたことがあるか聞いたところ、「ある」は26.3%と4人に1人の割合となりました。
 
◆ なかなかレシピ写真のように作れないことが多い 63.4%
◆ レシピ通りに作ったが不味くてガッカリすることが多い 24.6%
最後に、料理レシピを利用する805名に、料理レシピを使った結果やアレンジを加えることがあるかを聞きました。
料理レシピを使った結果について、あてはまるか聞いたところ、同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」とした割合の合計)は、《レシピの目安調理時間よりも実際に時間が掛かってしまうことが多い》では66.8%、《なかなかレシピ写真のように作れないことが多い》では63.4%となりました。また、《レシピ通りに作ったが不味くてガッカリすることが多い》では24.6%でした。なかなかレシピ通りに上手くいかないことも多いようです。そして、《レシピに書いてある内容にアレンジを加えることが多い》は53.4%と、半数以上の人がレシピ通りに作るだけではなく、料理レシピに自分なりのアレンジを加えていることがわかりました。
 
(調査概要)
◆調査タイトル :料理レシピに関する調査
 
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
週に1日以上自宅で夕食を作る20歳~59歳の女性
 
◆調査対象者の内訳 :各年代均等に割り付け
20代 250名/30代 250名/40代 250名/50代 250名
 
◆調査期間 :2013年1月18日~1月23日
 
◆調査方法 :インターネット調査(モバイルリサーチ)
 
◆調査地域 :全国
 
◆有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
 
◆実施機関 :ネットエイジア株式会社
 
(調査協力会社 :ネットエイジア株式会社 担当:吉田)
 
■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「マルハニチロホールディングス調べ」と付記のうえ
ご使用くださいますよう、お願い申し上げます。
 
 
■■本調査に関するお問合せ窓口■■
株式会社マルハニチロホールディングス  
TEL :03-6833-0826
Eメール :koho@maruha-nichiro.co.jp
受付時間 :9時00分~18時00分(月~金)
 
 
■■会社概要■■
代表者名 :代表取締役社長 久代 敏男
設立 :2004年4月
(2007年10月に、株式会社マルハグループ本社から
株式会社マルハニチロホールディングスに社名変更)
所在地 :東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロントビル
業務内容 :水産事業、食品事業、畜産事業、保管・物流事業
 
会社および商品の詳細は http://www.maruha-nichiro.co.jp/ をご覧ください。