2013年04月09日

デザイナー支援プロジェクト「Fotolia TENコレクション2」 日本人デジタルアーティスト、マルミヤンを特集 福岡発のビジュアルシンフォニー 作品“ON”のPSDを4月10日公開、初めの24時間は無料でダウンロード可能

フォトリア株式会社   http://jp.fotolia.com/
2013年4月3日、東京、Fotoliaは、現在実施中のデザイナー支援プロジェクト「TENコレクション シーズン2」にて、日本人アーティストとして唯一参加するマルミヤンの作品を特集いたします。彼のPSDファイルは、www.tenbyfotolia.com で、4月10日(水)午前10時の公開時から24時間限定で無料ダウンロードが可能になります(その後は有料販売500円)。
このプロジェクトでは、世界的に活躍するアーティストがインターネット利用者をデジタルアートの世界へと誘い、作品を通じて技術を共有します。Fotoliaのオフィスがある国から10人、そして詳細未公表の2組の合計12組のアーティストが参加し、毎月一組ずつ、その技術と独創性を紹介していきます。既に公開済みの3人、Gustavo Brigante、Soonguy Gwon、Adhemas Batistaによって制作されたPSDは、合計75,000回以上ダウンロードされました。
 
音楽は女神
マルミヤンは、音楽からインスピレーションを受けます。「自分は音を表現するのが好きです」と彼は言います。彼の呼び名「マルミヤン」ですらその響きから生まれました。九州産業大学芸術学部を卒業したマルミヤンは、すぐにJuxtapoz、New Web Pick、Artskills等といった海外のデザインやアートの雑誌に注目されました。年齢を超えた技術で、この27歳の青年は複数の展示会や国際的なアートグループ展への参加や、MdNより著書“Photoshop×Illustrator Artworks”の発売、また日本最大級ライブショーケースフェスティバル“MINAMI WHEEL”のビジュアル制作を担当するなど、既に多くの経験を積んでいます。
フリーランスとして働く彼は、フリーの方が自分のスタイルを作りやすいと言います。彼のスタイルは装飾的で、花や動物、女性を多用し作品を完成させていきます。自然な洗練さが評判となり、ワコム、パナソニック、NTTドコモといった大手企業の仕事を多数担当しました。
 
生まれながらのアーティスト
福岡出身、福岡在住のマルミヤンは、幼いころから父親の影響でスケッチや絵を描いて芸術に親しんでいました。実家には絵本がたくさんあり、家族と一緒に美術館にも時々訪れていたと言います。創造的なプロセスは、彼が最も大切にすることの一つです。「出来上がった作品よりも、制作する過程が好きで、作品が仕上がるとすぐに飽きてしまいます」と言います。マルミヤンはコラージュの技法を使って写真と絵画を調和させ、それらのバランスを取り、色を調整しました。彼のこれまでの作品には、ポスター、カタログ、ウェブサイト、CDカバー等様々なものがありますが、マルミヤンにとってその形は制作の喜びほど重要にはならないようです。
 
TENにて、マルミヤンは日本の気品とスタイルを見せる
「TENプロジェクトは単純に面白そうだと思ったので参加しました。Fotoliaの画像を使ったら、より精巧で魅力的なコラージュができると考えました。素材は作品をよりパワフルにします。グラフィックデザインの講師として、他のデザイナーのスキルアップに役立つ、プロジェクトの学習、教育的といった趣旨に感謝しています」と語っています。このTEN向けに彼が制作したデザインは“ON”と名付けられ、日本的な盆栽の樹をベースにして彼がテーマに選んだ“音”に合わせて作られました。スピーカー、アンプ、ケーブルで完成させ、マルミヤンのビジュアルシンフォニーは、見える、そして聞こえる作品に仕上がりました。
 
アーティストの紹介ビデオ
2本のビデオが国内で撮影され、アーティストとそのライフスタイルの紹介と、TENコレクションのデザイン制作のテクニックを紹介します。ライフスタイル版では、アーティストの簡単な経歴と彼のビジョンを紹介し、TENのFacebookページで、4月第1週に公開予定です。2本目の短編ビデオでは、グラフィック制作にあたって用いたテクニックをアーティストが自ら解説、PSDファイルの公開と同じタイミングでYoutubeに掲載します。4月10日(水)、www.tenbyfotolia.com やYoutube上のTEN専用チャンネル http://www.youtube.com/tencollection で視聴できます(12カ国語の字幕付き)。
 
TENについて:
TENは、2011年にFotoliaが開始したクリエイティブで教育的なプロジェクトで、デジタルアートの普及を目的としています。TENは、10人のアーティスト、10カ国、10ヶ月、10個のPSDファイルを意味します。この前例のない試みによって、ウェブユーザーは世界の著名なデジタルアーティストによって制作されたPSDファイルを、公開後24時間限定で無料ダウンロードでき、制作のコツや文化的影響を知ることができます。ユーザーはPSD内の何層ものレイヤーや、グラフィック要素、スタイル効果などにアクセスでき、自分の作品に応用できるのです。このプロジェクトは、Fotoliaと有名なグラフィックコミュニティであるWisibilityとAmkashopとの協力で誕生しました。TENはまた、Adobe、Wacom、Behanceといったグローバルパートナーの他に、月刊MdN、株式会社グラフィック、EIZO株式会社、Web Designing、テンプレートモンスター ジャパンといったクリエイティブを支援する国内パートナーにサポートされています。
詳細はこちら:www.tenbyfotolia.com
 
Fotoliaについて:
Fotoliaは、その適正価格、ロイヤリティフリー(追加の著作権使用料免除)、高品質写真、イラスト及び、HDビデオ(HD Video)などの世界最大級のコレクションにより、370万人におよぶ登録者に選ばれ世界中で利用されています。また、インフィニットコレクションの発表により、専門性の高い画像、及びクラウドソースからの画像を同一サイト上で提供する世界で最初のマイクロストックエージェンシーとなりました。Fotoliaは、2004年米国ニューヨーク市にて設立され、現在では、13カ国語に対応した22の国と地域のウェブサイトにより、世界中に普及しつつあります。2,100万点を超えるFotoliaの作品選択は、次のサイトから可能です。: www.fotolia.jp
 
詳細についての問い合わせ先:
フォトリア株式会社
角谷 美穂
support-jp@fotolia.com
03-6365-6461