2013年11月06日

ライフログツールで得られる発見と、共有で得られる新たな知見 Quantified Self(自己の定量化) ~現代だからこそできる新たな生き方の模索~ 11月9日(土)CookPad本社にてイベントを開催

株式会社ネオレックス   http://www.neorex.co.jp/

 シリコンバレー発のムーブメント、Quantified Self(クオンティファイド・セルフ/QS)のイベント「QS Tokyo Show&Tell #5」が11月9日(土)クックパッド株式会社本社にて開催されます。

 「クオンティファイド・セルフ」はまだ日本ではほとんど知られていませんが、世界的な取り組みとなりつつあり、今後日本でも大きく話題になると期待されています。皆様ご多忙のところ大変恐縮ですが、よろしければこの機会に是非ご来場頂き、クオンティファイド・セルフについて知って頂ければ幸いです。
 報道関係者の方には当日会場にて、主催者や発表者を紹介させて頂きます。またご希望に応じて、日本語による発表内容の解説にも対応致します。(一部発表が英語で行われるため)

<「QS Tokyo Show&Tell #5」開催概要>
日時:2013年11月9日(金)13:00~16:00(16:00~17:00はネットワーキングタイム)
会場 : クックパッド株式会社本社   
東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル5・6・7F   
南北線・都営三田線 白金台駅より徒歩約6分 JR目黒駅より徒歩約14分
参加費 : 無料
イベント内容:発表者による発表と参加者による意見交換、ライフログツールの紹介・展示
主催 : QS Tokyo

<クオンティファイド・セルフのご紹介>
 最近「Nike Fuel Band」や「Fitbit」 といった、運動量を記録するツールが日本でも発売され話題となりました。健康ブームが加速する中、日本の各メーカーも睡眠の質を記録できるアプリや睡眠計など、個人の活動記録を数値化したり見える化するツールを開発しており、いわゆる「ライフログツール」が流行の兆しをみせています。

 こうした個人に関する定量化されたデータは、従来は簡単に得ることはできませんでした。しかし、モバイル端末の普及や各種センサー等の急速な発展により実現可能となりました。

 「自分のヘルスケアデータを把握し、医者に頼ることなく健康を管理する」「自分の集中力の波を客観視し、仕事の効率を上げる」「目に見えない小さな変化や成果を数値化し、自分自身へのコーチングを行う」

 技術革新により、このような可能性が大きく広がっています。しかし、ライフログツールから得られたデータの具体的な活用法は確立されておらず、試行錯誤が続いています。

 そんな中、実際のデータから得られた個人の発見や体験を地域内の有志で共有し議論する、クオンティファイド・セルフというムーブメントが世界に広がっています。

 クオンティファイド・セルフは、米情報誌ワイアード元編集者のゲイリーウルフ氏とケビン・ケリー氏がシリコンバレーにて提唱しました。ゲイリーウルフ氏による2010年のTEDにおけるクオンティファイド・セルフに関するプレゼンテーションは40万回近く再生されています。また現在では、世界中の100以上の都市・地域でクオンティファイド・セルフに関する定期イベントが開催されるようになりました。先月サンフランシスコで開かれたカンファレンスには、世界中から400人以上の市民が参加しています。

 日本でも昨年「QS Tokyo」が発足し、イベントの定期開催を開始しており、今回のイベントは5回目となります。なお今回は、クックパッド株式会社様のご厚意により会場をお借りしています。

<発表者と発表内容>
清野 幹雄
「見えないモノを視るシミュレーション技術」
見えないモノへの恐怖は拭いがたい。この為、電波を浴びることによる健康被害へのクレームは絶える事が無い。一方で見えないモノを視るテクノロジの進歩もめざましい。この一例として電波を視る技術、電磁界シミュレーションの世界を紹介していただきます。

丸山 智久
ENVIROME株式会社
東京医科歯科大学大学院 先端医療開発学専攻 遺伝子・分子医学講座 生命情報学 難治疾患研究所
日経BP外部記者 バイオ部
「どのように生命を計算するか? ~P = G + E, 生命システムと統計の力」
遺伝子は生命の設計図です。数年以内にこの設計図情報を簡単に全て知ることできるようになります。また、私たちは私たちの体の状態や環境を測定することができ、それは私たちの生活の中で当たり前となり、その意味をよく理解することができるようになりました。QSの動きは私たちの生活ログの収集を加速しています。今回Genome:遺伝要因(遺伝子)とEnvirome:環境要因(環境子)の観点から私たちの生活ログに関するいくつかの実例を紹介し、生命というシステムについて考えます。

山宮 徳晃
Peatix Senior Evangelist
「40歳の目標」
トライアスロン70.3に参加することを目標におき、そのために、ご自身を「数える」ことが始まったようです。今回は、その過程において、どのようなツールを使い、数字からどのようなことに気付かれたかをご紹介いただきます。

渡邊 恵太
明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 専任講師
「SyncPresenter: 動きと音声が同期したターンテーブル型プレゼンテーションシステム」
人々がある商品のプレゼンテーションを行う際に,手でその物を持って行うことは一般的であり,人の興味を惹きつけ分かりやすい.そこで,話者の音声と動きを記録し再現するターンテーブル型のプレゼンテーションシステムSyncPresenterを開発した.今回のトークでは,SyncPresenterを中心に日常生活でコンテンツを記録/再生するためのシステムを紹介する.

<お申し込み方法>
一般の参加申し込みは、Webサービス「Meetup」にて受け付けていますが、報道関係者の方のお申し込みは別途の受け付けさせて頂きます。
参加ご希望の方は、下記のお問い合わせ先をご参照頂き、TELまたはメールにて直接ご連絡頂ければ幸いです。

QS Tokyo URL: http://qs-tokyo.com/
イベントURL: http://www.meetup.com/Quantified-Self-Tokyo/events/145860722/

※ 株式会社ネオレックスは、クオンティファイド・セルフの取り組みに賛同し、QS Tokyoの活動を支援しています。
※ 掲載されている社名および製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

【取材に関するお問い合わせ先】
株式会社ネオレックス 担当:駒井研司
email: kmikng@qs-tokyo.com  TEL:03-5261-9879