2014年07月04日

Adobe Presenter 10でPowerPointスライドからSCORMコンテンツを制作するサービスを開始(eラーニング)

アテイン株式会社   http://www.attainj.co.jp

コンピュータトレーニング教材制作、eラーニング向けコンテンツ制作のアテイン株式会社(本社:東京都千代田区神田須田町2-19-8酒井ビル、電話:03-3255-4721、代表取締役:本多成人、資本金:1億1470万円)は、主に学校や企業などをターゲットに、オンラインプレゼンテーションの制作ソフトであるAdobe Presenter 10を使用してPowerPointスライドから、SCORM 1.2およびSCORM 2004に対応したコンテンツを制作するサービスを7月14日開始します。

例えば、学校や企業では講義やコンプライアンスのPowerPointスライドデータを既に持っていることでしょう。これらをネット上で学生や社員が視聴できるようにしたい場合などに有効です。PowerPointスライドをAdobe Presenter 10によって、多くのLMS(学習管理システム)に対応しているSCORMコンテンツにすることが出来ます。すると受講者(学生や社員)はネット上のコンテンツにいつでもアクセス出来るようになります。
もちろんLMSにSCORMコンテンツを登録すれば、管理者は受講者の進捗を確認することができます。さらに様々な形式のテスト問題を設置しての合否判定や、アンケートをとることも可能となります。
弊社では自社スタジオを持っており、ナレーターも用意できるので、シナリオを含めた一貫したオリジナルコンテンツ制作が可能です。

弊社の長年のeラーニング制作、およびSCORM対応LMSサービス展開のノウハウを活かして、Adobe Presenter 10のコンテンツ制作と、LMSの設置から設定までを請け負っていく方針です。
SCORMコンテンツの需要は年々高まっており、同社では初年度売上として5,000万円を見込んでいます。

 

———— 用語説明 ————-

LMS説明(日本イーラーニングコンソシアム 初めてのeラーニング-用語集より抜粋)
LMS(Learning Management System)
eラーニングの基盤となる管理システム。学習者のWebブラウザに教材コンテンツを配信するクライアントサーバシステムで、①学習者の登録②学習履歴の管理③学習の進捗管理④コンテンツ配信の基本機能を備えている。具体的には、サーバから個々の学習者に、事前に設定されたコンテンツを配信し、その学習履歴をサーバ内のデータベースに蓄積する。学習履歴はLMSに保存されるので、学習者は次回に前回の続きから学習できる。また学習管理者は、学習者の学習履歴を見ることができる。学習者に学習を促すメールを配信するなど、学習進捗管理を自動的に行えるLMSもある。 最近では、研修の登録受付など研修業務の管理機能も取り込んだLMSや、コンピテンシー管理の考え方に基づいたスキル項目の定義、スキル診断、教育カリキュラムの作成など人材育成管理を実現するLMSも登場している。また、ナレッジマネジメントやHRM(Human Resource Management)との連携により、人材育成管理の枠を越えた企業の戦略システムの一環として利用される例も出ており、LMSは高機能化が進んでいる。
また、異なるLMSでも同じ教材コンテンツが利用できるように、SCORMと呼ばれる標準化の採用が進んでいる。標準化により、学習資源の共有化や、また高品質な学習教材が安価に提供されるようになると期待されている。

SCORM説明(日本イーラーニングコンソシアム 初めてのeラーニング-用語集より抜粋)
SCORM (Shareable Content Object Reference Model)
eラーニングのプラットフォーム(LMS)とコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格、でアメリカのADLという団体が作成した。最新版はSCORM 2004(2006年3月時点)である。
eラーニングでは、通常のWebサイトのようにHTMLで画面を表示することに加え、学習の時間や演習問題の採点状況や学習時間などのログ(記録)を取る。これらの機能を実現するプログラムをLMSと呼ぶが、開発者によってLMSの仕様が異なれば、他のLMSに学習教材(コンテンツ)を移植することが困難となる。
このような問題点を解決し、より共有化を進めるために、学習教材を作るとき、各教材に共通する機能と、それぞれの教材ごとに固有の機能を分離し、共通部分をLMS(Learning Management System)に載せ、固有の部分を教材コンテンツとして開発する、という発想が生まれた。LMSとコンテンツが分離していれば、コンテンツ部分だけを開発するだけでよくなり、出来上がったコンテンツは別のLMSに載せることができる。LMSとコンテンツを分離するには、両者間のインターフェースやデータの形式を規定しなければならない。SCORMはLMSとコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格で、アメリカのADLという団体が作成した。
SCORMでは、コンテンツはLMSに読みこまれる階層型コース構造、Webクライアント上で実行されるSCO(Shareable Content Object)、および、コース構造に付属するメタデータから構成されており、コース構造のXMLによる表現方法、および、SCOとLMSの間で演習問題の結果や学習経過時間を通信するためのデータ形式が規格として定められている。
SCORM規格が普及すれば、利用者側は多くのコンテンツベンダーの教材を自分のLMSで使用することができ、逆にコンテンツベンダーにとっては、自社のコンテンツが他のベンダーのプラットフォームでも使えるようになるため、コストをかけずにコンテンツの販路を拡大することが可能になる。このように標準化は、低コストで高品質なeラーニングサービスの実現に必須の要素となっている。

このリリースに関するお問い合わせは下記まで
アテイン株式会社 担当 安藤亜樹 info@attainj.co.jp
〒101-0041東京都千代田区神田須田町2-19-8酒井ビル
http://www.attainj.co.jp 電話 03-3255-4721