2020年08月18日

~ 【調査結果】コロナ禍における高齢者の困りごと ~ 外出自粛で困ったのは、「身体がなまる」「交流・会話がなくなる」 “コミュニティ”の存在が、コロナ禍でのストレスを解消

ハイネスコーポレーション株式会社   https://www.highness-co.jp/

ハイネスコーポレーション株式会社(大阪市中央区。代表取締役社長:緒方一彦)は、販売・管理しておりますシニア向け分譲マンション「中楽坊」に入居する高齢者を対象に、コロナ禍での困りごと等について調査いたしました。その結果について、お知らせいたします。(アンケート回答数:136世帯。平均74歳)

1.外出自粛で困ったのは、“ストレスの蓄積”。
「外出自粛要請があったあと、どのようなことに困りましたか?」という質問に対する回答は、以下のようになりました。(複数回答可)
1 運動不足など、身体がなまる 63%
2 人との交流や会話がなくなる 57%
3 買い物に行きにくくなる 41%
4 病院に行きにくくなる 40%
5 遊びに行きにくくなる 38%
6 特になし 19%
外出しにくくなって困るのは、「身体がなまる」「交流・会話がなくなる」など、心身のストレスに関することが約6割となり、買い物や病院など「用事を済ませられない」ことの約4割を大きく上回っています。

2.交流や会話のあるコミュニティが、安心を生む
「不安が広がる中、安心したこと、助かったことなどは、どんなことですか?」への回答は、以下の通りでした。(複数回答可)
1 新聞やテレビ等のメディア情報 84%
2 館内レストランや大浴場での会話 44%
3 入居者同士の声掛け、会話 41%
4 生活支援スタッフとの会話 29%
5 インターネットの情報 21%
6 特になし 13%
当社が販売・管理しておりますシニア向け分譲マンションには、館内にレストランと大浴場があり、生活支援スタッフが24時間常駐しておりますが、コロナ禍の中で安心したこと、助けになったこととして、「共用スペースにおける入居者同士の交流」をあげた人が約4割、「生活支援スタッフとの会話」も3割近くに上りました。
不安が広がるなか、高齢者にとって、コミュニティの存在が安心の大きな要素になっていることが分かります。
3.感染防止策
「コロナウィルスに感染しないために、どんな行動をとりましたか?」に対する回答は、以下の通りとなっています。
1 手洗い、消毒の励行 96%
2 外出を控える 87%
3 人との距離をとる 79%
4 行事やサークル活動の中止 75%
5 食事、睡眠をしっかりとる 75%
6 体温や身体状況を測定する 63%
感染防止のための行動は、この他、「シーツを干す」「食器の消毒」「じゅうたんの除菌」「出会った人や日時を書き留めた」などがあがりました。

※まとめ
コロナ禍で外出がはばかられる状況において、高齢者にとっての問題は“心身のストレス蓄積”であることが示されました。そして、その解消には、人が近くにいて気軽に交流や会話が可能な「コミュニティの存在」が重要であると考えられます。
当社管理のシニア向け分譲マンションには、レストラン・大浴場や生活支援スタッフの常駐、盛んなサークル活動など日常的に交流が行われるコミュニティがあり、ストレスを解消できる環境にありますが、郊外の一戸建てや都心のファミリーマンションなどに住み、人と交流する機会に乏しい高齢者は、強いストレスが蓄積するのではないかと考えられます。
なお、当社が管理しております物件では、現在までコロナ感染者はゼロとなっております。

【シニア向け分譲マンション「中楽坊」について】
当社がこれまで企画・販売したシニア向け分譲マンションは10棟、1,500戸超で、関西圏のシェアは1位となっています。
また、現在、販売中の新築物件には「マスターズマンション光明池 中楽坊」(大阪府和泉市)、「マスターズマンション神戸学園都市 中楽坊」(神戸市垂水区)があり、さらに、西宮市と吹田市において新たな計画を進めております。
当社は、良質な入居者コミュニティの醸成こそが「中楽坊」の核であると考えており、系列企業を通じて、館内のレストランや大浴場の運営、入居者のイベントやサークル活動などの交流サポート、日常生活の相談・支援といった、多様な入居者サービスにも注力しています。

【お問い合せ先】
ハイネスコーポレーション株式会社
https://www.highness-co.jp/
大阪市中央区伏見町4-2-14
コミュニケーション企画室 川口 雅裕
info@highness-co.jp
TEL:06-6223-2424