2024年03月22日

スマホ・タブレット端末の使用目的、子どもは「動画視聴」、親が求めるのは「調べもの」 明光義塾調べ 「小中学生のスマホ・タブレット活用についての実態調査」

株式会社明光ネットワークジャパン   https://www.meikonet.co.jp/

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山下 一仁)は、小学4年生~中学2年生の子どもを持つ全国の保護者850名を対象に、「小中学生のスマホ・タブレット活用についての実態調査」を実施いたしました。

 

 「GIGAスクール構想」により、児童・生徒への1人1台端末やパソコンが支給され、ネットワーク環境の整備が急速に進んでいます。また、文部科学省では、2024年度より小学5年生から中学3年生の「英語」の教科書をデジタル教科書として先行導入する方針を決めました。その他の教科については、学校現場の環境整備や活用状況等を踏まえながら段階的に提供される予定です。また、当面の間はこれまでの紙の教科書を使用しながら、必要に応じてデジタル教科書を併用していくことになります。
 一方で、教育現場でのデジタル端末活用方法については解決するべき課題が多く残り、子どもにデジタル端末を自由に使わせることについては、自治体によっても見解が分かれています。そこで、明光義塾では、子どものデジタル端末活用について、保護者の不安や悩み、期待感などを調査いたしました。

 

「小中学生のスマホ・タブレット活用についての実態調査」結果概要

結果概要 ①
・子どもが所有するデジタル端末、最多は「スマートフォン
・スマホ・タブレット端末の使用目的、子どもは「動画視聴」、親が求めるのは「調べもの
72.6%の保護者が子どものスマホ・タブレット端末使用に不安を感じている
・スマホ・タブレット端末使用で不安に感じること、最多回答は「スマホ・タブレット端末への依存

結果概要 ②
・学校提供のタブレット端末に対して、75.6%の学校がルールを設定
・学校提供のタブレット端末に対する学校側のルール、最多回答は「利用アプリの制限

結果概要 ③
約6割の保護者がデジタル教科書を知らないと回答
7割以上の保護者がデジタル教科書に期待している

 

【Topics】お子さまがスマホ・タブレット端末を使用する主な目的を教えてください。(n=797、複数回答方式) 


子どものスマホ・タブレット端末の使用目的、
子どもは「動画視聴(58.7%)」、親が求めるのは「調べもの(55.7%)」
 スマホ・タブレット端末を所有している子どもの保護者797名を対象に、スマホ・タブレット端末を使用する主な目的を質問したところ、子どもの使用目的としては、最多回答が「動画視聴(58.7%)」、次に「連絡手段(56.6%)」、「ゲーム(52.3%)」と続きました。一方で、親が求める使用目的では、最多回答が「調べもの(55.7%)」、次に「連絡手段(54.7%)」、「学習(51.3%)」と続きました。スマホ・タブレット端末の使用目的について、子どもと保護者では大きく異なる結果になりました。

 

 

Q1.お子さまが所有しているデジタル端末を教えてください。(n=850、複数回答方式)


子どもが所有するデジタル端末、最多は「スマートフォン」
 小学4年生~中学2年生の子どもを持つ保護者850名を対象に、子どもが所有しているデジタル端末について質問したところ、最多回答は「スマートフォン(69.5%)」、次に「学校のタブレット端末(49.2%)」(※1)、「家庭のタブレット端末(34.4%)」と続きました。
(※1)学校が提供しているノートパソコンや、学校以外への持ち出しを禁止しているタブレット端末は含まれておりません。

 

 

Q2.お子さまがスマホ・タブレット端末を使用することに不安を感じますか?(n=850、単一回答方式)


72.6%の保護者が子どものスマホ・タブレット端末使用に不安を感じている
 子どもがスマホ・タブレット端末を使用することに不安を感じるか質問したところ、72.6%が「不安を感じる」(不安を感じる:21.3%、どちらかというと不安を感じる:51.3%)と回答しました。

 

 

Q3.あなたはどのような不安を感じていますか?(n=617、複数回答方式、上位3つまで)


子どものスマホ・タブレット端末使用で不安に感じること、
最多回答は「スマホ・タブレット端末への依存」
 また、子どものスマホ・タブレット端末使用に不安を感じると回答した617名を対象に、どのような不安を感じているか質問したところ、最多回答は「スマホ・タブレット端末への依存(44.2%)」、次に「視力の低下(35.5%)」、「有害コンテンツに触れる(25.6%)」と続きました。

 

 

Q4.学校から提供されている学習用端末について学校側からのルールはありますか?(n=418、単一回答方式)


学校提供のタブレット端末に対して、75.6%の学校がルールを設定
 次に、子どもが学校提供のタブレット端末を所有していると回答した418名を対象に、学校提供のタブレット端末について、学校側からのルールがあるか質問したところ、75.6%が「ルールがある」、12.0%が「ルールがない」と回答しました。

 

 

Q5.お子さまの学習用端末使用に関して、学校側のルールを教えてください。(n=316、複数回答方式)


学校提供のタブレット端末に対する学校側のルール、最多回答は「利用アプリの制限」
 また、学校側からのルールがあると回答した316名を対象に、どのようなルールか質問したところ、最多回答は「利用アプリの制限(58.2%)」、次に「閲覧制限(57.0%)」、「SNSの利用禁止(51.3%)」と続きました。

 

 

Q6.あなたは2024年度より本格導入するデジタル教科書を知っていますか?(n=850、単一回答方式)


約6割の保護者がデジタル教科書を知らないと回答
  2024年度より「英語」にて先行導入するデジタル教科書を知っているか質問したところ、40.1%が「知っている」(知っている:16.8%、どちらかというと知っている:23.3%)、59.9%が「知らない」と回答しました。
 文部科学省では、2024年度より小学5年生から中学3年生の「英語」の教科書をデジタル教科書として先行導入する方針を決めました。その他の教科については、学校現場の環境整備や活用状況等を踏まえながら段階的に提供される予定です。また、当面の間はこれまでの紙の教科書を使用しながら、必要に応じてデジタル教科書を併用していくことになります。

 

 

Q7.お子さまがデジタル教科書で学ぶことについてどのように感じていますか?(n=341、単一回答方式)


7割以上の保護者がデジタル教科書に期待している
 また、デジタル教科書を知っていると回答した341名を対象に、デジタル教科書で学ぶことについてどのように感じているか質問したところ、73.7%が「期待している」(期待している:23.8%、どちらかというと期待している:49.9%)と回答しました。

 

<調査概要>
有効回答数 小学4年生~中学2年生の子どもを持つ全国の保護者850名
調査期間  2024年3月4日~2024年3月8日
調査方法  インターネットリサーチ調べ

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「明光義塾調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。

 

 


明光義塾が展開する教育情報サイト「明光プラス」では、GIGAスクール構想について、より詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください!

GIGAスクール構想とは? ICT時代の教育は学校任せでいいの?
https://www.meikogijuku.jp/meiko-plus/elementary-school/20220531.html

 

株式会社明光ネットワークジャパンhttps://www.meikonet.co.jp
事業内容:企業としてPurpose(パーパス:存在意義)を“「やればできる」の記憶をつくる”、Visionを“「Bright Light for the Future」人の可能性をひらく企業グループとなり、輝く未来を実現する”と掲げ、個別指導塾「明光義塾」を始め、さまざまな教育サービスを運営・フランチャイズ展開しています。