2012年12月19日

夫婦関係と家計に関する実態調査

オリックス生命保険株式会社   http://www.orix.co.jp/ins/
現代夫婦のコミュニケーション実態
「メールは毎日」4割強、「ピロートークあり」7割、「SNSでつながり」4人に1人
 
20代既婚男女のSNS利用率は86%、現代夫婦の連絡手段に変化の潮流?
夫婦でつながっているSNS 「LINE」がトップ、“LINE夫婦”は12%、婚姻3年未満の新婚では3割
SNS利用夫婦の33%が「LINE」でつながっている
 
“クリスマス”は特別な日 84%、家計管理が別々の夫婦では“普段通り過ごす”傾向が高め
結婚記念日を大事にする“FB夫婦”、クリスマスを大事にする“LINE夫婦”
夫婦仲円満の決め手は“クリスマス”より“結婚記念日・夫の誕生日・ホワイトデー”にあり?
 
価値観やお金の使い道でぶつかりがちな“別々夫婦(家計管理が別々の夫婦)”
“FB夫婦”は価値観ではぶつからず、お金の使い道でぶつかる傾向あり
 
現代夫婦の家計の実態 “家計が厳しい” 77%、“家計見直しの必要あり” 81%
記念日出費も影響あり? “FB夫婦”の9割が家計見直しの必要性を実感
 
来年から家計で見直したいものは“生命保険” 5人に1人、“Twitter夫婦”では3割
“FB夫婦”が来年から家計で見直したいもの “外食費”が突出で4割
高い情報収集力が決め手? “Twitter夫婦”は家計見直し上手
 
 
オリックス生命保険株式会社(http://www.orix.co.jp/ins/)(本社:東京都港区、社長:大藤 俊行、以下「オリックス生命」)は、「夫婦関係と家計に関する実態調査」を、2012年11月2日~11月6日の5日間にわたりモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、1,000名(調査対象者:20歳~59歳の既婚男女)の有効サンプルを集計いたしました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)
 
 
「夫婦関係と家計に関する実態調査」 -調査結果-
 
◆ 現代夫婦のコミュニケーション実態
「メールは毎日」4割強、「ピロートークあり」7割、「SNSでつながり」4人に1人  【図1】・【図2】・【図6】
◆ 20代既婚男女のSNS利用率は86%、現代夫婦の連絡手段に変化の潮流?  【図3】
夫が最も利用しているSNS「Facebook」、妻が最も利用しているSNS「mixi」  【図4】
配偶者に内緒で利用しているSNSあり 20代女性では1割強  【図5】
夫婦でつながっているSNS 「LINE」がトップ、
“LINE夫婦”は12%、婚姻3年未満の新婚では3割  【図7】・【図8】
SNS利用夫婦の33%が「LINE」でつながっている  【図7】
 
はじめに、20歳~59歳の既婚男女(全回答者1,000名)に、夫婦のコミュニケーションについて聞きました。
 
夫婦間のコミュニケーション頻度を手段別にみると、毎日コミュニケーションをとっている割合(『1日に1回以上』の割合)は、《電話(通話)》では34.9%、《メール》では42.5%になりました。 (【図1】)
また、《ピロートーク(寝室での会話)》でのコミュニケーションがあるかをみると、「ある」69.5%、「ない」30.5%と、ピロートークでのコミュニケーションが行なわれている割合は7割になりました。 (【図2】)
 
最近では、SNS利用者も増え、夫婦でのコミュニケーションに利用している方もいるのではないでしょうか。そこで、全回答者(1,000名)に夫婦のSNS(※)利用について聞きました。(※ミニブログやインスタントメッセンジャーも含む)
まず、自分がSNSを利用している割合をみると、61.9%で、SNSの利用率は若い世代ほど高くなる傾向がみられ、20代86.0%、30代65.2%、40代51.6%、50代44.8%となりました。 (【図3】)
そして、利用しているSNSをみていくと、「mixi」27.0%が最多で、「GREE」24.2%、「Facebook」24.1%、「Mobage」21.2%、「LINE」19.6%、「Twitter」17.2%が続きました。男女別にみると、男性(夫)では「Facebook」29.0%が最も多く、次いで「mixi」25.6%、「GREE」25.0%が続き、女性(妻)では「mixi」28.4%が最も多く、「GREE」23.4%、「Mobage」21.2%が続いており、男女による特徴がみられました。 (【図4】)
 
次に、配偶者に内緒で利用しているSNSを聞いたところ、配偶者に内緒で利用しているSNSがあるのは6.7%と1割を切っていましたが、この割合は若い世代ほど高くなる傾向がみられ、20代では10.4%と1割になり、30代、40代はともに6.4%、50代は3.6%でした。 (【図5】)
 
そして、夫婦でつながっているSNSを聞いたところ、夫婦でつながっているSNSがあるのは26.4%と4人に1人の割合となりました。 (【図6】)
それでは、どのSNSで夫婦はつながっているのでしょうか。夫婦でつながっているSNSをみると、「LINE」が12.3%で最多となり、「mixi」6.1%、「Facebook」5.7%が続きました。これを夫婦の両方がSNSを利用している371名でみると、「LINE」は33.2%と3人に1人の割合となりました。 (【図7】)
また、婚姻期間別にみると、【3年未満】では「LINE」が30.6%で3年以上の層(3~10年未満18.2%、10年以上5.4%)よりも高く、「mixi」15.3%(3~10年未満10.1%、10年以上2.2%)や「Facebook」13.2%(3~10年未満8.5%、10年以上2.7%)でも3年以上の層より夫婦でつながっている割合は高くなりました。 (【図8】)
LINEにはスタンプ機能があるため、短文とスタンプでもやり取りが成立したり、スタンプ一つでも思いが伝えられたりし、帰りの連絡など夫婦のちょっとした連絡を手軽に行えることが夫婦でつながっているSNSのトップになった背景なのかもしれません。また、表情豊かなスタンプによって、やり取りにも表情が生まれ、夫婦のコミュニケーションの活性化につながることもあるのではないでしょうか。
そして、夫婦でLINEがつながっている123名について、LINEでのコミュニケーション頻度をみると、毎日コミュニケーションをとっている割合(『1日に1回以上』の割合)は46.3%になりました。 (【図9】)
 
◆ “クリスマス”は特別な日 84%、
“別々夫婦(家計管理が別々の夫婦)”では“普段通り過ごす”傾向が高め  【図10】・【図17】
◆ 結婚記念日を大事にする“FB夫婦”、クリスマスを大事にする“LINE夫婦”  【図18】・【図19】
◆ “夫婦間の愛情関係は絶対永遠” 婚姻3年未満の新婚夫婦では26%、10年以上では11%に下落  【図21】
◆ 夫婦仲円満の決め手は“クリスマス”より“結婚記念日・夫の誕生日・ホワイトデー”にあり?  【図23】
 
夫婦円満のためには、毎日のコミュニケーションも大切ですが、夫婦の記念日を大切にすることも夫婦仲の円満には必要なのではないでしょうか。
そこで、全回答者(1,000名)に、結婚記念日やクリスマス、夫婦の誕生日など、記念日やイベントをどのように過ごすかを聞き、さらに、自分たちがどれくらい円満なのか、夫婦関係に点数をつけてもらいました。
 
まず、記念日やイベントの過ごし方をみると、《結婚記念日》では、「外食に行く」(41.2%)など、『特別な日として過ごす』割合は74.4%で、「何もせず普段通り過ごす」は25.6%となりました。 (【図10】・【図11】)
また、クリスマスが近づいて来ましたが、《クリスマス》についてみると、食事を豪華にしたり(「豪華な食事にする(外食を除く)」38.0%)、家族も含めて夫婦一緒に過ごしたり(「家族も含め一緒に過ごす」54.8%)する割合が他の記念日・イベントよりも高く、『特別な日として過ごす』割合は84.4%となり、結婚記念日を10.0ポイント上回りました。 (【図10】・【図12】)
その他の記念日の『特別な日として過ごす』は、《バレンタインデー》63.8%、《ホワイトデー》51.3%となり、夫婦それぞれの誕生日についてもみると、《妻の誕生日》は81.0%、《夫の誕生日》は77.3%でした。 (【図10】・【図13】・【図14】・【図15】・【図16】)
 
家計管理タイプ別にみると、【別々夫婦】(家計管理を夫婦それぞれが行っている夫婦)では《クリスマス》を「何もせず普段通り過ごす」が35.5%と3人に1人の割合で、他の家計管理タイプの夫婦よりも高くなりました。 (【図17】)
また、SNSでつながっている夫婦についてみると、【Facebookでつながっている夫婦】は《結婚記念日》を『特別な日として過ごす』割合が94.7%になり、【つながっていない夫婦】(73.2%)よりも21.5ポイント高く、【LINEでつながっている夫婦】は《クリスマス》を『特別な日として過ごす』割合が95.1%で【つながっていない夫婦】(82.9%)に比べ12.2ポイント高くなり、SNSでつながっている夫婦の方が記念日やイベントを大切にしている様子が窺えました。 (【図18】・【図19】)
 
次に、夫婦関係の点数(※)をみると、満点の「10点(AAA)」は14.5%となり、「9点(AA)」が15.0%、「8点(A)」25.0%、「7点(BBB)」18.4%となり、平均点は7.2点でした。 (【図20】)
(※)各点には「10点(AAA:夫婦間の愛情関係は絶対永遠)」のような補足を付け、その内容も参考に点数をつけてもらいました。詳しくは、グラフをご覧ください。
婚姻期間別にみると、「10点(AAA:夫婦間の愛情関係は絶対永遠)」をつけた割合は、【3年未満】では26.4%でしたが、【3~10年未満】では16.3%、【10年以上】では10.9%と、婚姻期間が長くなるにつれ低くなり、平均点は、【3年未満】では7.9点、【3~10年未満】では7.6点と7点台後半になりましたが、【10年以上】では6.8点と7点を割りました。 (【図21】)
また、家計管理タイプ別にみると、夫婦共同で家計を管理している夫婦は「10点(AAA)」(17.2%)、「9点(AA)」(20.5%)とした割合が他の夫婦より高く、平均点は7.7点となり、妻が管理している夫婦(7.2点)や夫が管理している夫婦(7.0点)、夫婦別々に管理している夫婦(5.9点)の平均点を上回りました。 (【図22】)
 
そして、記念日・イベントを“特別な日”として過ごす夫婦と“普段通り”過ごす夫婦の平均点を比較すると、全ての記念日・イベントにおいて【特別な日派】が【普段通り派】の平均点を上回っています。やはり、記念日やイベントを大切にすることが夫婦円満の秘訣と言えそうです。 (【図23】)
それでは、どの記念日・イベントを大切にしている夫婦の平均点が高くなっているのでしょうか。
各記念日・イベントの【特別な日派】を比較すると、最も平均点が高かったのは【ホワイトデー・特別な日派】で7.8点、次いで【結婚記念日・特別な日派】、【バレンタイン・特別な日派】、【夫の誕生日・特別な日派】がいずれも7.7点で続き、【妻の誕生日・特別な日派】7.6点、【クリスマス・特別な日派】7.4点の順となりました。特別な日として過ごす割合はクリスマスが最も高かったものの、家族も含めて一緒に過ごすイベントになっているためか、夫婦の愛を深めるという点では、バレンタインデーやホワイトデー、結婚記念日、夫の誕生日がクリスマスを上回りました。 (【図23】)
さらに、記念日やイベントの際に“ふたりの時間”を作っている夫婦とそうではない夫婦を比べると、【ふたりの時間を作っている夫婦】は、「10点(AAA)」が30.4%と3割にのぼり、平均点は8.4点で、普段通りではないが二人の時間がない夫婦(7.2点)や普段通り過ごす夫婦(4.8点)より高くなりました。 (【図24】)
記念日やイベントを大切にするだけではなく、ふたりの時間を作ることが満点夫婦へのさらなる近道なのではないでしょうか。
 
◆ 夫婦喧嘩の話題 「態度」、「育児・教育」が3割、20代では「お金の使い道」がトップ  【図25】・【図27】
◆ 価値観やお金の使い道でぶつかりがちな“別々夫婦(家計管理が別々の夫婦)”  【図28】
◆ “FB夫婦”は価値観ではぶつからず、お金の使い道でぶつかる傾向あり  【図29】
 
喧嘩するほど仲がいいとはいうものの、夫婦関係の点数アップのためにはなくしたい夫婦喧嘩。どのようなことで夫婦喧嘩が起こっているのか、全回答者(1,000名)に聞きました。
 
何が夫婦喧嘩の話題になっているかをみると、最多は「態度」31.0%、僅差で「育児・子どもの教育」30.5%が続き、以下、「価値観」27.2%、「お金の使い道」22.6%、「親・親戚関係」20.5%、「家計」19.2%となり、「夫婦喧嘩はしない」は21.1%でした。 (【図25】・【図26】)
年代別にみると、各世代のトップ項目は異なり、20代では「お金の使い道」35.2%、30代では「育児・子どもの教育」38.8%、40代では「態度」27.6%、50代では「価値観」29.2%が、それぞれのトップ項目になりました。 (【図27】)
また、家計管理タイプ別にみると、【別々夫婦】(家計管理を夫婦それぞれが行っている夫婦)では「価値観」(35.5%)や「お金の使い道」(29.0%)が夫婦喧嘩の話題になっている割合が他の家計管理タイプの夫婦に比べ高くなる傾向がみられました。それぞれの価値観やお金の使い方が違うために夫婦それぞれで家計を管理しているのか、それとも、それぞれが管理しているから価値観やお金の使い道でぶつかるのか興味深い結果となりました。 (【図28】)
さらに、【Facebookでつながっている夫婦】についてみると、全体とは異なる傾向がみられ、「お金の使い道」33.3%が最も高くなり、全体で高かった「価値観」15.8%(全体は27.2%)や「態度」21.1%(全体31.0%)が低くなりました。 (【図29】)
 
◆現代夫婦の家計の実態 “家計が厳しい” 77%、“家計見直しの必要あり” 81%  【図30】
◆ 記念日出費も影響あり? “FB夫婦”の9割が家計見直しの必要性を実感  【図31】
◆ “夫婦の貯蓄残高” 今年は減少傾向7割  【図30】
◆ “別々夫婦(家計管理が別々の夫婦)”のへそくり 今年は減少傾向7割  【図32】
◆ “配偶者のこづかいを減らしたい” 3割強  【図30】
◆ 来年から家計で見直したいものは“生命保険” 5人に1人、“Twitter夫婦”では3割  【図34】・【図35】
◆ “FB夫婦”が来年から家計で見直したいもの “外食費”が突出で4割  【図36】
◆ 高い情報収集力が決め手? “Twitter夫婦”は家計見直し上手  【図40】
 
夫婦喧嘩の話題を聞いた質問では、態度・価値観、育児・教育、親・親戚に並んで「お金の使い道」や「家計」が上位に挙がりました。家計が夫婦仲を左右することもあるのではないでしょうか。
そこで、全回答者(1,000名)に家計の状況や意識を聞きました。
 
家計に関する状況をみていくと、肯定率(『あてはまる(計)』)は、《家計が厳しい》では76.5%、《将来に備え、家計を見直す必要がある》は80.9%、《今年のボーナスは減りそうである》は63.0%となり、最近の厳しい世相が反映される結果となりました。 (【図30】)
【Facebookでつながっている夫婦】について、《将来に備え、家計を見直す必要がある》の肯定率をみると、89.5%と約9割に達し、【つながっていない夫婦】(80.4%)よりも10ポイント近く高くなりました。【Facebookでつながっている夫婦】は、結婚記念日やクリスマス、夫婦の誕生日に外食に行ったり、プレゼントを交換したりする割合が【つながっていない夫婦】よりも高くなっており、厳しい経済情勢に加え、記念日・イベントの出費も影響しているのかもしれません。 (【図31】)
 
厳しい世相は、貯蓄やへそくりにも表れているようで、《今年は夫婦の貯蓄残高は減少傾向》は70.3%、《今年は自分のへそくりは減少傾向》は56.8%となりました。 (【図30】)
家計管理タイプ別にみると、【別々夫婦】では、《今年は自分のへそくりは減少傾向》の肯定率は、71.0%になり、他の管理タイプよりも高くなりました。 (【図32】)
また、家計に関する意識についてみると、《配偶者のこづかいを減らしたい》の肯定率は31.8%と低くはなく、【家計が厳しい夫婦】では37.0%(家計が厳しくない夫婦14.9%)になり、家計状況が夫婦仲にも影響を及ぼす可能性が窺えました。 (【図33】)
 
経済情勢が悪い中、夫婦の多くが家計に厳しさを感じ、家計見直しの必要性も感じていることがわかりました。
そこで、全回答者(1,000名)に、家計で見直したいものを聞きました。
 
まず、《来年から、家計で見直したいもの》をみると、「食品・飲料(お酒を除く)費」が最も多く33.5%、次いで「電気代」32.3%、「外食費」31.9%、「通信費(ケータイ・スマホ、インターネットなど)」31.3%、「嗜好品(お酒、タバコなど)費」27.2%が続きました。 (【図34】)
来年から「保険料(生命保険)」を見直したい割合は、全体では20.2%と5人に1人の割合で8位となり、【生命保険の保険料支払を主に自分が管理している夫】では、「通信費(ケータイ・スマホ、インターネットなど)」(34.3%)に次いで27.2%で2位でした。 (【図34】)
SNSでつながっている夫婦についてみていくと、【Twitterでつながっている夫婦】では、来年から「保険料(生命保険)」を見直したい割合は30.8%になり、【つながっていない夫婦】(19.6%)よりも高くなりました。また、【Facebookでつながっている夫婦】についてみると、「外食費」を見直したい割合が突出して他の項目より高く、40.4%になりました。 (【図35】・【図36】)
 
また、2014年4月からは消費税が現在の5%から8%に引き上げられ、さらに2015年10月には10%に引き上げられる予定ですが、《消費税が増税されたら、家計で見直したいもの》についてみると、最も多かったのは「外食費」で40.7%となりました。また、厳しい経済情勢が続けば、年収が下がってしまうこともあり得ます。《世帯年収が下がったら、家計で見直したいもの》をみると、消費税増税の場合と同様に「外食費」が最多で48.4%になりました。 (【図37】・【図38】)
 
次に、《過去、家計の見直しを実践し効果があったもの》をみると、最多は「外食費」20.4%、次いで「電気代」18.3%、「通信費(ケータイ・スマホ、インターネットなど)」14.3%、「食品・飲料(お酒を除く)費」14.0%、「嗜好品(お酒、タバコなど)費」13.3%、「レジャー・娯楽費」12.6%、「保険料(生命保険)」12.3%が続きました。 (【図39】)
これを、【Twitterでつながっている夫婦】についてみると、2割を超える回答があった項目が「外食費」40.4%、「通信費(ケータイ・スマホ、インターネットなど)」30.8%、「レジャー・娯楽費」26.9%、「ガソリン代」25.0%、「夫のこづかい」23.1%、「保険料(生命保険)」21.2%と多数発生しました。【Twitterでつながっている夫婦】が多数の家計の見直しで成功している実態を窺い知る結果となりました。【Twitterでつながっている夫婦】は高い情報収集力を保有していることを背景にしているのか、節約や家計見直しのためのノウハウ収集力や実践力にも長けているのではないでしょうか。 (【図40】)
 
◆ 今年の家計を表す漢字 「苦」・「厳」  【図41】
◆ 今年の夫婦関係を表す漢字 「良」・「平」  【図42】
 
最後に、全回答者(1,000名)に、今年の《家計の状態》を表す漢字と、今年の《夫婦関係の状態》を表す漢字を聞きました。
 
まず、今年の《家計の状態》を表す漢字をみると、1位「苦」(145件)、2位「厳」(64件)、3位「並」(50件)、4位「平」(44件)、5位「減」(41件)となりました。上位2位が暗いイメージの漢字となり、3位、4位でも平均をイメージする漢字、5位には再びマイナスのイメージがある漢字が登場しました。今年の家計を表す漢字も、厳しい世相を反映するような結果となりました。 (【図41】)
 
次に、今年の《夫婦関係の状態》を表す漢字をみると、1位「良」(116件)、2位「平」(53件)、3位「愛」(52件)、4位「普」(48件)、5位「並」(38件)となりました。家計を表す漢字とは打って変わり、上位5位はプラスイメージの漢字と平均をイメージする漢字となりました。家計は苦しいものの、良好な夫婦関係が築けている様子が窺えました。夫婦関係の点数を10点(AAA)とした人が挙げた漢字をみると、1位「愛」、「良」(ともに26件)、3位「幸」(12件)、4位「楽」、「和」(ともに7件)など、上位10個中9個がプラスイメージの漢字になりました。 (【図42】)
 
 
【最後に】
今回の調査結果からは、夫婦の多くが“家計の厳しさ”や“家計見直しの必要性”を感じていることがわかりました。また、“何が夫婦喧嘩の話題になっているか”の質問においては、全体では、家計やお金の使い道が上位になる一方で、夫婦関係が10点満点(AAA)の夫婦では、家計で喧嘩する割合が低くなりました。 (【図43】)
厳しい経済情勢の中だからこそ、夫婦でしっかりコミュニケーションをとり、厳しい現状を乗り越えたいものです。もうすぐ、クリスマスや年末年始など楽しいイベント・行事がやってきます。夫婦や家族でイベント・行事を楽しむためにも、日常の家計を見直しつつ、楽しむ時はしっかり楽しむといったメリハリをつけた生活・家計にして、10点満点(AAA)夫婦を目指してはどうでしょうか。
 
■■調査概要■■
 
■調査タイトル:夫婦関係と家計に関する実態調査
■調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
20歳~59歳の既婚男女
■調査期間:2012年11月2日~2012年11月6日
■調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)
■調査地域:全国
■有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
(内訳)
男性500サンプル(20代:125サンプル/30代:125サンプル/40代:125サンプル/50代:125サンプル)
女性500サンプル(20代:125サンプル/30代:125サンプル/40代:125サンプル/50代:125サンプル)
 
■実施機関:ネットエイジア株式会社
調査協力会社:ネットエイジア株式会社(担当:吉田)
 
 
■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
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オリックス生命保険株式会社
ダイレクト事業部 ダイレクト企画チーム   担当:伊東
 
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■■オリックス生命保険株式会社 概要■■
 
■会社名 :オリックス生命保険株式会社
■代表者名 :代表取締役社長 大藤 俊行
■設立 :1991年4月12日
■所在地 :東京都港区赤坂2-3-5 赤坂スターゲートプラザ