2013年03月07日

いつか来る大規模地震に備えて… 東日本大震災から生まれた、震度6(注1)でも転倒しないアップライトピアノ転倒防止装置

株式会社インフィストデザイン   http://www.infistdesign.co.jp/
東日本大震災では、震源地から離れた関東でも、アップライトピアノが転倒してしまったという声が多く寄せられました。
株式会社インフィストデザインでは、1年近くの歳月をかけてアップライトピアノ転倒防止装置を開発し、ついに『PIAHOLD(ピアホールド)』を発売。
近い将来、東海地震や関東地震クラス、首都直下地震などの発生が懸念されるなか、重量のあるピアノの転倒によって怪我や生命が失われるリスクを低減するアイテムとして注目を集めています。
 
(注1)地震波試験結果によるもの。建物の構造や階数によって効果は異なります(今回の試験は建物1階を想定)。
You tubeにて公開している動画  http://www.youtube.com/watch?v=0IJpTCwsnqw
 
●揺れを吸収するヒケツは、長方形×免震ゴム
過去に発生した大地震(下記1~4)の地震波を数値化した設計地震動で耐震試験を行ない、様々な形状のピアノ転倒防止装置を試しました。
その結果、最も安定して揺れを吸収したのが長方形の形状でした。
また、ビル免震にも用いられる特殊ゴムを前後の長い距離で取り付けているので、地震の揺れを吸収して転倒を防ぐことができる設計となっています。
1.エル・セントロ波:1940年に発生したエル・セントロ地震の波形。直下型で、地盤の固いところでの地震波。
2.タフト波:1952年に発生したカーン・カントリー地震におけるタフトの波形。地盤の固いところでの地震波。
3.八戸波:1968年に発生した十勝沖地震における八戸市での波形。長周期成分が比較的多い。
4.阪神淡路波:1995年に発生した阪神淡路大震災における神戸市での波形。直下型で、地盤の固いところでの地震波。
 
地震の揺れが大きいとアップライトピアノのキャスターがインシュレーター等から外れてしまい、それが転倒の原因のひとつとなります。
『ピアホールド』は、ピアノのキャスター4つをすべて固定器具でガッチリ固定。
地震の際は固定器具ごと揺らし、ビルの免震にも用いられる特殊ゴムに振動を吸収させることで転倒を防ぎます。
 
■ピアノ転倒防止装置(近日販売予定)
『PIAHOLD(ピアホールド)PI-Y01』
実価格:49,800円(税込)
サイズ:W17×D64.5~63.5×H4.7cm(キャスター器具高さ)
主構造部材:熱間圧延軟鋼板(SPHC)
高減衰ゴムダンパー
表面処理:カチオン電着塗装(黒)
備考:左右2個組
 
●装着できるピアノについて
装置は、ヤマハ製アップライトピアノU1H型、U3H型での使用を想定しています。
年式や型番違いによっても差異があります(製造年が1974年以前のピアノには取り付けができない可能性があります)。
また他品番のピアノでも適合サイズに合えば使用可能です。
 
■お問合せ:株式会社インフィストデザイン
〒188-0011 東京都西東京市田無町6-16-13 ピュアライトテラス201
TEL:03-6303-1103 マーケティングセバスチャン(株)内インフィスト事務局
FAX:042-467-3960
http://www.infistdesign.co.jp/
infist-suda@shore.ocn.ne.jp