2014年01月10日

リクルートホールディングスが運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン」にて1/14スタート! 第8回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 下野薫子展「Infinite Painting」を開催

株式会社リクルートホールディングス   http://www.recruit.co.jp/

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン( http://rcc.recruit.co.jp/ )」では、2014年1月14日(火)より1月30日(木)の期間、第8回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展、下野薫子展を開催いたします。

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■第8回グラフィック「1_WALL」グランプリ 下野薫子展 概要
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新しい時代の新しい表現の発見!

下野薫子は、制作のメインであった油絵から一転、ベジェ曲線の可能性に着目し、デジタル絵画という新たなジャンルに挑戦した作品「reach」で、第8回グラフィック「1_WALL」のグランプリを受賞しました。「油絵からの作業的な飛躍が、かなり新鮮な作品」「描きかけでも許される絵画の特性を、デジタルでやった事が素晴らしい。ドローイングとペインティングの二項対立など面白い」と審査員5名全員の票を集め、「絵とはなにか」という問いに意識的に取り組む姿勢が高く評価されました。

下野は「reach」から今回の作品「Infinite Painting」まで、一貫して絵画の物質性について言及しています。コンピューターを用いて描かれるデジタル絵画は、油絵具のようにマチエールが際立つ従来の絵画表現とは異なり、質感の要素が少なく、またプリントアウトをしない限り、物質としても存在しないものです。下野はそこに着目し、キャンバスという支持体の制約から解放された、サイズ可変によって画像が劣化しないベクターデータの特性と、どれだけ拡大縮小しても物質的な制限を受けないという構造を柔軟に自身の制作に取り入れ、描くという事を一から自らに問いただしました。

人物やモノといった、自分の意識が記号化されるモチーフを極力排除し、線を描くことに対する自由度や、作品の持つ価値や物質的な質量に「軽さ」を求める下野。新作「Infinite Painting」では、画素の集合体である写真データをパスという線で色面分割したデータへと変換することで、写真の機能を分解し、過去の名画や身近な風景の中に存在した、自然の光や色を新たな画材として使用することを試みました。

様式から解放された新しい時代の作家として注目を集める下野薫子の初の個展です。ぜひ会場でご覧ください。

<展覧会概要>
■企画展名:第8回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 下野薫子展「Infinite Painting」

■会期:2014年1月14日(火)~1月30日(木)
    11:00a.m.~7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

■会場:ガーディアン・ガーデン
    〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F
    TEL 03-5568-8818 http://rcc.recruit.co.jp/

<オープニングパーティ>
2014年1月14日(火) 6:30p.m.~8:00p.m.

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■作家コメント
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今回展示する作品は、ネット上にある画像や自分で撮った写真など、多様なイメージを集め、再構成したデジタル絵画である。正方形のピクセルの集まりであるビットマップデータの画像を、数式で描かれるベジェ曲線によって色面分割することでベクターデータにしている。元の像が判別できなくなるまで、分割された色面を並べかえ、それを絵の具のように使い絵を描いている。それぞれの写真によって色面の分割のされ方は違い、それがアナログの絵画の様なランダムな筆跡をつくっている。アナログの絵画との大きな違いは、物理的に存在せず、重さを持たない、無限に拡大縮小することができるベジェ曲線で描かれているということである。下野薫子

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■作家プロフィール
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下野薫子 Yukiko SHIMONO
1988年 東京都生まれ
2013年 武蔵野美術大学卒業

受賞
2013年 第8回グラフィック「1_WALL」グランプリ/ガーディアン・ガーデン

展覧会
2013年 「武蔵野美術大学造形学部卒業制作優秀作品展」/武蔵野美術大学
    「アートアワードトーキョー丸の内」/行幸地下ギャラリー

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■「1_WALL」とは
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「1_WALL」は、リクルートホールディングスが運営するギャラリー、ガーディアン・ガーデンでの個展開催の権利をかけた、グラフィック、写真の2部門からなる公募展です。グランプリに到達するまでに、ポートフォリオ審査に始まり、審査員と1対1で行うポートフォリオレビュー、ファイナリスト6名によるグループ展と会期中の公開最終プレゼンテーションに至るまで、何度も自分の作品と向き合うことになります。その過程こそが「1_WALL」というコンペティションなのです。

<第8回グラフィック「1_WALL」展開催報告>
2013年2月25日~ 3月21日開催
公開最終審査会 2013年3月6日

以下の審査員により、下野薫子さんがグランプリに選出されました。

[審査員]
居山浩二(アートディレクター、グラフィックデザイナー)
大塚いちお(イラストレーター、アートディレクター)
柿木原政広(アートディレクター)
菊地敦己(アートディレクター)
都築潤(イラストレーター、グラフィックデザイナー)
※五十音順、敬称略

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■ギャラリーについて
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リクルートホールディングスは、メセナ活動の一環として、東京銀座に「クリエイションギャラリーG8」と「ガーディアン・ガーデン」の2つのギャラリーを運営しています。「クリエイションギャラリーG8」は、グラフィックデザインに焦点を当てたデザインギャラリー。「デザインとコミュニケーション」をテーマに、国内外を代表する作家から、先鋭的な送り手の作品をご紹介しています。展覧会ごとに「クリエイティブサロン」というトークショーを開催するなど、作品だけでなく送り手の発想や行動の背景・過程を分かりやすくお伝えできるスペースを目指しています。1985年に「G7ギャラリー」としてオープンして以来、広告・グラフィックデザイン・アートを通じて、来場者の方々に「コミュニケーション」の原点を考える場として親しんでいただいております。また、「ガーディアン・ガーデン」は若手クリエイターに表現する「機会」と「場所」を提供することを目的に1990年にオープン。グラフィック、写真を中心としたコンペティション・ギャラリーとして、公募展を中心に活動を展開しています。

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