シリコンバレー発のムーブメント、Quantified Self(クオンティファイド・セルフ/QS)のイベント「QS Tokyo Show&Tell #6」が6月28日(土)東京工業大学の大岡山キャンパスにて開催されます。
「クオンティファイド・セルフ」はまだ日本ではほとんど知られていませんが、世界的な取り組みとなりつつあり、今後日本でも大きく話題になると期待されています。皆様ご多忙のところ大変恐縮ですが、よろしければこの機会に是非ご来場頂き、クオンティファイド・セルフについて知って頂ければ幸いです。
報道関係者の方には当日会場にて、主催者や発表者を紹介させて頂きます。またご希望に応じて、日本語による発表内容の解説にも対応致します。(一部発表が英語で行われるため)
<「QS Tokyo Show&Tell #6」開催概要>
日時: 2014年6月28日(土)14:00~17:00(16:00~17:00はネットワーキングタイム)
会場 : 東京工業大学 大岡山キャンパス H111(本館1階)
東京都目黒区大岡山2-12-1
東急目黒線・大井町線 大岡山駅 徒歩1分
参加費 : 無料
イベント内容: 発表者による発表と参加者による意見交換
主催 : QS Tokyo
<クオンティファイド・セルフのご紹介>
近年「Nike Fuel Band」や「Fitbit」 といった、運動量を記録するツールが日本でも発売され話題となりました。健康ブームが加速する中、日本の各メーカーも睡眠の質を記録できるアプリや睡眠計など、個人の活動記録を数値化したり見える化するツールを開発しており、いわゆる「ライフログツール」が流行の兆しをみせています。
こうした個人に関する定量化されたデータは、従来は簡単に得ることはできませんでした。しかし、モバイル端末の普及や各種センサー等の急速な発展により実現可能となりました。
「自分のヘルスケアデータを把握し、医師に頼ることなく健康を管理する」「自分の集中力の波を客観視し、仕事の効率を上げる」「目に見えない小さな変化や成果を数値化し、自分自身へのコーチングを行う」
技術革新により、このような可能性が大きく広がっています。しかし、ライフログツールから得られたデータの具体的な活用法は確立されておらず、試行錯誤が続いています。
そんな中、実際のデータから得られた個人の発見や体験を地域内の有志で共有し議論する、クオンティファイド・セルフというムーブメントが世界に広がっています。
クオンティファイド・セルフは、米情報誌ワイアード元編集者のゲイリーウルフ氏とケビン・ケリー氏がシリコンバレーにて提唱しました。ゲイリーウルフ氏による2010年のTEDにおけるクオンティファイド・セルフに関するプレゼンテーションは70万回以上再生されています。また現在では、世界中の100以上の都市・地域でクオンティファイド・セルフに関する定期イベントが開催されるようになりました。
日本でも一昨年「QS Tokyo」が発足し、イベントの定期開催を開始しており、今回のイベントは6回目となります。なお今回は、東京工業大学の田中正行先生に会場準備を協力頂きました。
<発表者と発表内容>
山崎 篤 / コクヨ S&T 株式会社
「ガジェット、クラウド、ソーシャルを活用した、企業内での働き方と自己管理術」
山崎さんは企業間の業務を連携するインターネットサービス「@Tovas」 や、スマートフォン対応ノート 「CamiApp」などヒット商品を生み出されています。 ガジェット、クラウド、ソーシャルを遊びのツールとしてではなく仕事のやり方を変えていくツールとして活用することについて、そこから得た考え方や気づきについてお話頂きます。
武田 泰弘 / 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
「習慣化に必要な 7 つの要素」
武田さんはSony CSL にて習慣化サポートサービス「leaploop」をリリースされました。習慣化サポートサービス「leaploop」から得られたデータ・知見をもとに、行動の習慣化に必要な要素は何かについてお話頂きます。
八村 大輔 / 株式会社メディシンク、じぶんラボ株式会社、明治大学 野生の科学 研究所 特任研究員
谷口 諭 / マイスター・ジャパン・ビジネス・ソリューションズ株式会社
「『健康管理』の先にあることは何か」
八村さんは健康エンタメ事業やライフログアプリに、谷口さんは糖尿病患者や一般向けスマート・ヘルス事業に取り組まれています。ウェアラブルやアプリの開発が進み、生活ログをとり生活に活用することが簡単になっています。これらは従来の「健康管理」と一線を画す新しいタイプのサービスを生み出すのではないでしょうか。谷口さんたちの携わる千葉・愛知での実験をご紹介頂き、どのようにすれば社会をより健康にできるかについて一緒に考えられればと思います。
カホル グリン博士 / ダブリンシティ大学計算機学科、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター
「What can Lifelogging offer to Quantified Self」
カホル先生はライフログの分野でのリーダー的研究者で日常生活や人生のアーカイブ情報を作成しそこからいかに情報を受け取るかについての研究を多数されており、自身でもウェアラブルカメラを装着したライフログ実践者です。2006 年から通算で 14 億枚の画像データを蓄積しこの画像データを検索・管理するシステムを開発されているそうです。今回はライフログの実践による QS の事例についてお話頂く予定です。
<お申し込み方法>
一般の参加申し込みは、Webサービス「Meetup」にて受け付けていますが、報道関係者の方のお申し込みは別途受け付けさせて頂きます。参加ご希望の方は、下記のお問い合わせ先をご参照頂き、TELまたはメールにて直接ご連絡頂ければ幸いです。
QS Tokyo URL: http://qs-tokyo.com/
イベントURL: http://www.meetup.com/Quantified-Self-Tokyo/events/186751912/
※ 株式会社ネオレックスは、クオンティファイド・セルフの取り組みに賛同し、QS Tokyoの活動を支援しています。
※ 掲載されている社名および製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
【取材に関するお問い合わせ先】
株式会社ネオレックス 担当:駒井研司
email: kmikng@qs-tokyo.com TEL:03-5261-9879