広島県で災害救助犬の育成に取り組む特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ、本部=広島県神石郡神石高原町、代表理事=大西健丞)は20日、広島県広島市の土砂災害を受け、現地で支援活動を行うための災害救助犬2匹(ゴールデンレトリバー、雑種)とPWJスタッフらで構成するレスキューチーム(人員7人)を派遣しました。PWJで育成した災害救助犬とレスキューチームの派遣は初となります。
【経緯】
PWJは国内外で被災地支援活動を行ってきましたが、大規模災害の現場に入った際の初動対応力を高め、災害直後の人命救助に取り組もうと、2010年秋に災害救助犬の育成を始めました。今回出動する災害救助犬2匹のうち、「夢之丞」(雑種、雄、3歳)は、広島県動物愛護センターで殺処分直前だったところをPWJが引き取り、「人によって捨てられた犬が人の命を救う」という目標の下、専門のドッグトレーナーが捜索、救助の訓練をしてきました。また、PWJレスキューチームにつきましては、混乱する災害現場で災害救助犬が負傷者を発見しても、すぐに消防や警察のレスキューチームに引き継げるとは限らないため、自前で最低限の救助活動ができるように立ち上げたものです。メンバーは立ち上げから約2年間、人命救助のための機械や器具の操作、救命法の習得、ヘリを使った降下訓練などに励んできました
災害救助犬とレスキューチームは今後、広島市内の被災状況や支援に対するニーズ(希望・必要)を確認しながら、救助活動を行う予定です。
【被災地へ向かったPWJスタッフ】
大西健丞(S 42.5.29生、大阪府出身)、 藤崎 啓(S 59.9.16生、新潟県出身)
川井 慧(S 59.12.19生、茨城県出身)、竹内雅人(S 52.10.12生、愛知県出身)
佐野浩之(H 2.1.25生、神奈川県出身)、 原田一兵(H 3.10.7生、岡山県出身)
大成絢子(S 59.12.16生、兵庫県出身)
【被災地へ向かった災害救助犬】
夢之丞(雑種、雄、3歳、2010年8-9月ごろ生まれ)
ハルク(ゴールデンレトリバー、雄、3歳、2011年6月生まれ)
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