2012年06月19日

TACC、最新のワールドクラススーパーコンピュータにメラノックスのFDR 56Gb/s InfiniBandを採用 FDR InfiniBandの優れたアプリケーションパフォーマンスを活かし、Stampedeシステムでパラレルコンピューティングの限界を超える比類ないパフォーマンスを実現

メラノックステクノロジーズジャパン株式会社  

データセンターにおけるサーバやストレージシステム向けにエンドトゥエンドの接続ソリューションを提供するトップベンダーであるメラノックステクノロジーズ社(Mellanox® Technologies, Ltd., NASDAQ: MLNX; TASE: MLNX)は、本日、Texas Advanced Computing Center (TACC)の最新のスーパーコンピュータであるStampedeシステムで同社のFDR 56Gb/s InfiniBandソリューションが採用されたことを発表しました。メラノックスのハイパフォーマンスインターコネクトにより、Stampedeにおいて極めて高いスケーラビリティを備えたパラレルアプリケーションの実行が可能となります。
10ペタフロップス以上のピーク性能を誇るStampedeは、2013年1月に予定されている設置作業の完了後、NSFのeXtreme Science & Engineering Discovery Environment(XSEDE)プログラムを通じて研究者に提供されるシステムとしては、もっとも高性能なスーパーコンピュータとなります。Stampedeによって、現在もっとも困難な科学ならびにエンジニアリング分野の問題に取り組む米国の科学者の研究活動が強力に支援されることになります。

メラノックスのFDR 56Gb/s InfiniBand SwitchX® SX6000シリーズスイッチおよびConnectX®-3アダプタカードを使用して統合されることで、Stampedeの最大限のパフォーマンス、スケーラビリティおよび効率性を引き出すことが可能となります。メラノックスのFDR InfiniBandテクノロジーとPCI Express 3.0の組み合わせは、Stampedeにおいて数千台ものDell製サーバでこれまでにない拡張性を実現するうえで非常に重要な役割を担っています。Stampedeは、コンピュータサイエンスおよびエンジニアリング分野の研究に取り組む米国のオープンなサイエンスコミュニティに開放され、気象予測、気候モデリング、医薬品開発、エネルギー資源の探索と生産などの飛躍的な進歩に貢献していくことになります。
TACCのディレクタJay Boisseau氏は、“メラノックスのFDR 56Gb/s InfiniBandインターコネクトソリューションによって提供される優れたパフォーマンスを活かすことで、Stampedeは世界でもっとも高性能なスーパーコンピュータの1つとなります。この優れたインターコネクトテクノロジーにより、数千ものDell製のハイパフォーマンス計算ノードならびに可視化ノード、大規模共有メモリサーバ、そしてI/Oサーバ間の非常に密接な統合が可能となります。このようなインテグレーションにより、シミュレーション、可視化、大規模解析やデータマイニング、高スループットのデータ処理など、研究者が取り組んでいる研究に必要とされるコンピューティングパワーに対するニーズがすべて満たされることが可能になります。TACCでは、Stampedeが、シミュレーション多用型サイエンスおよびデータ駆動型サイエンスの両分野を支援可能な、高いスケーラビリティを備える比類ない総合システムとして有効活用されることを大いに期待しています”と語っています。

Dell社グローバル主要公共施設アカウント担当副社長兼ジェネラルマネージャJohn Mullen氏は、“Stampedeによってサイエンスコミュニティにもたらされる強力なコンピューティングパワーを活用することで、気象モデリングおよび予測、エネルギーおよび環境など各分野の研究活動は大きく前進し、素晴らしい成果がもたらされることになるでしょう。Dell社は、世界でもっとも高性能なスーパーコンピュータの構築というテキサス先端コンピューティングセンターと共通の目標の達成に共同で取り組んでいけることを大変光栄に思っています”と語っています。
メラノックステクノロジーズ社会長、社長兼最高経営責任者エヤル・ワルドマンは、“メラノックスは、Stampedeスーパーコンピュータの構築によって、サイエンスリサーチ分野の新時代を支援していくというTACCの理念に対して深く敬意を表します。Stampedeによって、ペタスケールコンピューティングを実現するための先端的な手法の基礎が築かれることになります。メラノックスは、FDR 56Gb/s InfiniBandテクノロジーを提供することで、ペタスケールコンピューティングのより一層の発展に協力したいと考えています。PCE Express 3.0対応のメラノックスFDR 56Gb/s InfiniBandインターコネクトソリューションによってもたらされる優れたパフォーマンス、スケーラビリティおよび効率性といったメリットが最大限に活用されているStampedeクラスタシステムでは、研究者が取り組むもっとも要求の過酷なワークロードおよびシミュレーションを可能とする、これまでにないコンピューティング能力が提供されます”と述べています。
関連情報
• メラノックスFDR 56Gb/s InfiniBandスイッチおよびアダプタカード
• メラノックスソフトウェア:スイッチ管理、アクセラレーション
• メラノックスFDR 56Gb/s InfiniBand
カッパーおよび光ケーブル
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メラノックスについて
メラノックステクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドトゥエンド(ずっとチェックが漏れてました。今後は「エンドトゥエンド」で統一します)接続ソリューションを提供するリーディングカンパニーです。メラノックス社の製品により、データセンターのパフォーマンスが最適化され、業界をリードするバンド幅、スケーラビリティ、低消費電力、高い対費用効率が可能になるとともに、複数のレガシーネットワークテクノロジーを将来性も考慮されたアーキテクチャに統合することも可能になります。メラノックス社はHPC、一般企業、メガウェアハウスデータセンター、クラウドコンピューティング、Internet、Web 2.0といったさまざまな市場向けに革新的な製品、ソリューションを提供しています。
メラノックステクノロジーズは1999年に創設され、サニーベール(米国カリフォルニア州)、ヨクニアム(イスラエル)に本社を構えます。メラノックステクノロジーズに関する詳しい情報は、www.mellanox.co.jp または www.mellanox.com でご確認ください。

Mellanox, BridgeX, ConnectX, CORE-Direct, InfiniBridge, InfiniHost, InfiniScale, PhyX, SwitchX, Virtual Protocol Interconnect, Voltaireはメラノックステクノロジーズ社の登録商標です。FabricIT, MLNX-OS, Unbreakable-Link, UFM, Unified Fabric Managerはメラノックステクノロジーズ社の商標です。記載されているその他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。